7月提出書類を完成 記帳カフェ第2弾=東京・西東京民商
東京・西東京民主商工会(民商)婦人部は7月4日、記帳カフェを開き、「夏の源泉所得税」「社会保険の算定基礎届」をテーマに4人で学習。頑張る仲間の姿を見て励まされながら実際に書き込んで届けを完成させました。
「算定基礎届」とは社会保険料を決定するために、4〜6月に被保険者に支払った賃金を届け出るもの。ある法人の参加者は、数年前から強まった強制加入の影響で社会保険に加入。算定基礎届を初めて目にし、残業代や交通費も賃金計算に入れることを学んで、「4月〜6月は残業を控えさせないと社会保険の等級が上がり大変になる」と確認しました。
「夏の源泉所得税」は、雇用が常時10人未満の事業所が、半年分の所得税と復興特別所得税をまとめて支払える特例。「所得税には給与所得者の扶養控除等(異動)申告書を出した社員は『甲』、なかった社員は『乙』という種類がある。この申告書を出さなかったため、税務調査の際に乙で計算され、追徴になった例もある」など学びました。
「初めて挑戦する」と戸惑う人もいましたが、見本に沿って自分の事業や状況を確認し、周囲の仲間の頑張りにも背中を押されて全員が無事に完成させました。初対面の人もいましたが、リラックスした雰囲気で打ち解け、「なかなか会員同士会う機会がないから会って話せて楽しかった」と好評でした。
西東京民商婦人部の記帳カフェ第2弾は、6月27日に開催の「青色・法人の簿記・パソコン教室」を皮切りに定期的に開催する予定。法人会員のつながりを強め、自主申告・自主記帳をめざそうと昨年の確定申告から取り組み始めました。「青色申告にして65万円の控除をとりたい」「初めて重税反対統一行動に参加した」など前向きな変化が生まれています。
全国商工新聞(2018年7月30日付) |