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税金 確定申告(自主計算)
 

税金で損しないために 経費漏れなく記帳=山形・鶴岡民商

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鶴岡民商が開いた「税金で損をしない学習会」

 山形・鶴岡民主商工会(民商)税金対策部は12月7日、「税金で損をしない学習会」を昼と夜に開き、会外業者を含め20人が参加しました。自主計算を強めるため2016年から開いているものです。
 講師を務めた税金対策部の梶昇司さんは18枚ものレジュメを準備して学習会に臨みました。「経費がきちんと計上されず、税金で損をしていることもある。記帳を徹底し、税金で絶対に損をしないことを身に付けることが必要」と強調。
 事業収入では誤って計上されがちなものを挙げ、「信金等の出資配当金や上場株式等の配当金は配当所得、貯金利息は利子所得、機械や車両等の下取りは総合譲渡所得になる」と説明。経費については「ちり一つ残さず拾い尽くし、経費となる根拠についても自分でしっかり考え、税務署にも堂々と主張できるようにすることが大事」と訴えました。計上漏れしやすい経費としてJAF会費、インターネットプロバイダー料金、携帯電話料金、年賀状・暑中見舞い、慶弔費、接待費、交流会等の参加費など具体的な内容を示しました。
 また、減価償却については10万円以上20万円未満の資産を購入した場合、通常の償却と一括償却(3年間で3分の1ずつ償却)が選択できることや、青色申告の中小企業者の特例などについて説明しました。
 参加者は、売り上げにならない収入を入れていないか、経費にできるものを見落としていないか、扶養やその他の控除を受けているかなどを確認しながら話を聞きました。
 三浦計一さん=電器販売修理=は「民商の仲間同士で相談したり教え合ったりすることが、税の負担を軽くする上でも重要だと再確認できた」と納得。菅原政樹さん=内装=は「消費税や控除について聞きたくて参加した。記帳は初心者なので難しい面もあったけれど話を聞いて頑張らなきゃと思った」と話していました。
 梶さんは「損をしない記帳・申告は一朝一夕にはできない。民商の仲間同士で知恵を出し合い、教え合ってこそ納税者の権利が主張できる」と強調。支部でも大いに学習会に取り組むことを呼び掛けました。

全国商工新聞(2018年1月8日付)
 
   

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