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税金 確定申告(自主計算)
 

帳簿を祖母から孫へ パソコン記帳学び受け継ぐ=長崎・島原民商

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△パソコン教室に初めて参加した森崎さん(左)

 祖母から孫の代へと帳簿をバトンタッチ―。長崎・島原民主商工会(民商)は4月12日、パソコン教室を開き、森崎良枝さん=建築資材卸=が初めて参加しました。
1月に夫の祖母・次子さんから帳簿を引き継いだばかり。手書きで帳簿を付けていましたが、日々の取引が多いことから「簡単にできないか」と悩んでいたところパソコン教室があることを知りました。
 会計ソフトを使い期首科目残高登録から入力。その後、現金出納帳、預金関係を少しずつ入力しました。「パソコン記帳を覚えると経営にも役立つ。決算が11月なので、今年はパソコンで数字を出せるようにしたい。頑張って来月も来ます」と張り切っています。
 2年前に結婚した良枝さん。夫・善博さんは善徳丸商店の5代目の後継ぎです。店は創業1929年の老舗で、創業当時は建築資材を船で運搬していました。
 現在は浄化槽点検と水道管工事にシフトさせながら90年近く続く店を守り、事業を発展させてきました。「帳簿を引き継いでくれて本当に良かった。若い二人で店を盛り上げてほしい」と次子さんは喜んでいます。
 民商では「パソコン記帳を覚えたい」という会員の要求を取り上げ、1年ほど前からパソコン教室を毎月開いています。「パソコン記帳でラクラク、自主計算は資金繰りにも力を発揮する」と呼び掛けて参加者を募っています。

全国商工新聞(2016年5月30日付)
 
   

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