パソコン記帳学び65万円の特別控除実現=広島・福山民商
記帳を学び、65万円の特別控除をとった青色申告書を完成させ、ガッツポーズを見せる福山民商の中岡さん
パソコン記帳学習会で記帳を学び、2015年分の確定申告に挑戦した広島・福山民主商工会(民商)の中岡裕貴さん=機械機器設備=は複式簿記で青色決算書を完成させ、65万円の特別控除を受けることができました。
中岡さんは昨年まで、税務署が指定する申告会場に行き、申告書を作成していました。
2年前、住宅取得特別控除が終了し、税金が以前の3倍に。所得税と国民健康保険税はなんとか納付しましたが、所得税の予定納税と住民税が払えず昨年、民商に相談。予定納税は免除申請を行い、住民税は分割納付を認めるよう、市と交渉しました。
税負担の重さと記帳の大切さを痛感した中岡さんは、青色申告特別控除を受けて節税しようと、領収書や伝票をしっかり保存し、10月から北支部の記帳学習会に参加。領収書類の整理から始め、「触ったことがない」というパソコンへの入力に挑戦しました。
「自分にできるだろうか」と心配していましたが、のみ込みが早くすぐに慣れて、1人で入力できるようになり、3月1日には青色申告決算書が完成。初めての集団申告にも参加し、喜びを語っていました。
全国商工新聞(2016年3月28日付) |