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自分で記帳・決算 民商パソコン簿記教室=香川・高松
自主計算パンフを手にするの谷澤一成さん
香川・高松民主商工会(民商)の谷澤一成さん=旅館=は、民商主催の簿記教室などに積極的に参加し、自主記帳・自主計算を学び、経営力アップにつなげています。
旅館業の有限会社を祖父から引き継いだ谷澤さんは、税理士に会社の記帳・決算を任せていましたが、会計にかかる費用を削減したいと考えていました。母親から民商のことを聞き、自分で記帳をしたいと昨年9月に入会しました。
それ以降、谷澤さんは、民商が2カ月に1回程度開いているパソコン簿記教室に参加し、会計ソフトで自主記帳・自主計算をすることにしました。源泉徴収の学習会にも出席し、徐々に会社の経理や税務について理解を深め、改悪国税通則法学習会で納税者の権利を学びました。
いよいよ今年6月の決算月を迎えた谷澤さんは、自分で行った初めての決算で不安もありましたが、民商事務所に何度も何度も足を運んで、最終盤は深夜までかかり決算をやり遂げ、8月末の申告期限までに終えることができました。
谷澤さんは「今までは税理士に任せっきりで、決算書に書かれてある数字を見ても何が何だか理解できなかったが、自分で記帳し経営状態がよく分かるようになった。会社の良いところと、さらに経営努力が必要なところが分析できるようになった。厳しい中でもまだまだ対策の余地がある。自信が持てた」と喜んでいます。
全国商工新聞(2012年10月22日付)
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