「記帳講習会」 自主計算に意欲満々=愛媛・新居浜
「自主計算・自主記帳で営業と暮らしを守ろう」-。愛媛・新居浜民主商工会(民商)は2日、「記帳講習会」を開き5人が参加。できるだけ実務負担を軽くし、税務調査にもきちんと対応できる複式簿記を身につけようと、全5回にわたって毎週1回開催してきたもの。最終回の今回は「パソコン記帳」を学びました。
これまでの講習会では手作業で「伝票、現金出納帳、集計表、総勘定元帳、残高試算表」などを作成してきました。伝票を入力するだけで、その全部がパソコンで作成されることを体験し、参加者は「これは便利」と話していました。
銀行にも対応
講習会参加者5人のほとんどが簿記を学ぶのは初めて。「今年から青色申告にしたいので帳面を覚えたい」「仕事が増えてきて、会社を設立したので、申告や銀行などにも対応できる帳簿を作りたい」「実家の親に頼まれて事務をすることになった」など理由はさまざまですが、お互い初心者同士ということもあり、気軽に質問し合いながら進めました。
参加者は「次の決算からは伝票を書いてパソコンで入力してみます。早くやっていれば良かった」と笑顔。「これだったらできそう。早速、帰って自分の商売の伝票を書いてみます」と意欲満々でした。
民商では引き続き、記帳講習会を企画し、自主計算・自主記帳活動を進めようと話し合っています。
全国商工新聞(2012年5月28日付)
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