全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ > 税金のページ > 徴税攻勢 > 全国商工新聞 第3221号6月27日付
相談は民商へ
 
 
税金 徴税攻勢
 

国保税4年連続据え置き=広島・三原

三原民商などよくする会 運動の成果に確信

Photo
天満市長に署名を提出する「よくする会」のメンバー(左)

 広島・三原民主商工会(民商)も加盟する「三原市国保制度をよくする会」が取り組んできた「国保税の1人あたり1万円の引き下げを求める」署名などを受け、三原市は5月26日、2016(平成28)年度の国保税を据え置くことを決めました。国保運営協議会で承認されたもので、4年連続の据え置きです。4億6000万円ある財政調整基金のうち3億1600万円を取り崩す予定です。
 三原市は09年以降、2年に一度、1割以上の国保税を値上げしてきました。その結果、年所得200万円(4人家族)世帯の国保税が39万円を超え、「払いたくても払えない」と悲鳴が上がっていました。
 2012年に結成された「よくする会」は(1)国からの財政基盤強化を支援する財源の活用(2)国保基金の取り崩し(3)一般会計の基金からの繰り入れ―の三つの財源を示して署名に取り組み、2012年度から値上げをストップさせてきました。
 国保税の据え置きの財源は、「よくする会」が示してきた(1)国からの財政基盤強化を支援する財源の活用(2)財政調整基金の取り崩し―二つが全面的に反映されました。
 しかし、財政調整基金が底をつくことは明らかで、天満祥典市長は2014年4月の市長選挙前の集会で「三原市の国保税が高いことは承知している。当選したら一般会計の基金からの繰り入れも検討したい」と発言しています。
 「よくする会」の会長を務める三原民商の西村義郎会長は「一般会計の基金58億円のうち2億円(3.4%)を繰り入れれば1人当たり1万円の引き下げは可能。積み重ねてきた運動と成果に確信を深め、国保税引き下げを実現したい」と話しています。

全国商工新聞(2016年6月27日付)
 

相談は民商へ
ページの先頭