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  トップページ > 税金のページ > 徴税攻勢 > 全国商工新聞 第2977号 6月6日付

税金 徴税攻勢
 

不当な税務調査に抗議 税務署が謝罪=愛知・中川

 不当な税務調査は納得できないとして、謝罪を求めていた愛知・中川民主商工会(民商)のSさん=大工=に対し、中川税務署は3月3日、調査の不当性を認め「迷惑をかけました」と謝罪しました。
 納得して調査を終了したSさんは「長くかかったが、役員がいつも立ち会ってくれたので頑張れました」と語っています。
 税務調査を受けたのは昨年8月。以来、夫婦で毎月の税金対策部会や支部役員会に出席、納税者の権利を学習してきました。
 その後も調査に訪れる税務署員に対し、Sさん夫婦は「税務運営方針」を示すなど税務署の横暴に毅然と対処。立ち会った役員も抗議したものの、税務署員は立会人の排除や、資料の提示を迫りました。
 Sさんはその後も3回にわたり自主計算書など資料を提示。税務署長へ善処を求める要望書を提出しました。
 ところが昨年11月、税務署員は取引先に反面調査を実施したため、役員とともにすぐに税務署に抗議しました。
 年が明けた3月2日、更正処分の通知書が届き、Sさんと民商は翌3日の税務署交渉で、総務課長と統括官に対し「何日も仕事を休んで帳簿・書類を提示し説明もした。何の説明もなしに通知書を置いていくとは許せない」と怒りをぶつけました。
 総務課長は更正処分の説明不足を認めて謝罪。統括官も署員の言動に問題があったことを認めました。

全国商工新聞(2011年6月6日付)
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