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  トップページ > 税金のページ > 徴税攻勢 > 全国商工新聞 第2872号 3月23日付
 
税金 徴税攻勢
 

払えない税金相談で笑顔取り戻す=西宮

減免や徴収猶予次々

 兵庫・西宮民主商工会(民商)は、春の運動で国・地方税の滞納税金の相談に乗り、多くの成果をかちとっています。

 ▽減免と徴収猶予がセットで
 昨年4月に飲食店を開業したAさん=は、西宮市との粘り強い交渉で市県民税9万円の減額と、残り13万円の徴収猶予が認められ、「民商に救われた」と喜んでいます。
 Aさんが市県民税22万円の納付書を受け取ったのは6月。開業したばかりでとても払えず、市役所に電話すると、「減免制度もあるが手続きに来てもらうことになる」とのこと。仕事が忙しく、妻が身重でかなか行けなかったところ、今年になって督促状が届き、差し押さえの予告が。
 民商役員らと市役所に相談に行くと、課長は「郵送でも減免手続きはできる。こちらの手落ちもあるので、連絡を受けた6月にさかのぼって減額を認める」として約22万円の市県民税が約13万円に。
 さらに「徴収猶予」の申し入れをするなかで「月5000円の分割納付で、延滞金(年14・6%)の免除を実現しました。

 ▽法人市民税も徴収猶予に
 美容室(法人)を経営するBさんは、昨年暮れに病気が再発。西宮市役所との交渉で、病気理由での法人市民税6万円の徴収猶予が認められました。
 交渉では民商役員らと「法人市民税だが夫婦二人の個人事業者と変わらない。個人と同じように、徴収猶予を認め、延滞税の免除を」と訴え。3回での分割納付と延滞税免除を約束しました。

 ▽「換価の猶予」期間中で分納額を減額
 昨年、西宮税務署と交渉し、換価の猶予を認められた飲食店のCさん。当初1万円、12月からは2万円を約束していましたが、売り上げは下がる一方。2月に税務署に交渉に行くと、署員は「事情は分かりました。毎月いくらでもいいから払ってください」と分割納付の減額を承認。Cさんは民商に相談してよかったと喜んでいます。
   
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