循環型経済めざして 渋川市長と懇談=群馬・渋川北群馬民商
木・渋川市長を迎え、地域循環型経済について語り合った群馬・渋川北群馬民商の役員ら
群馬・渋川北群馬民主商工会(民商)はこのほど、渋川市の木勉市長と懇談し、地域循環型経済について語り合いました。行方良平会長ら22人が参加。木市長は昨年8月、現職を破って初当選したばかりで民商との懇談も初めてです。
行方会長は「地域循環型の経済をどのようにつくっていくのか。市とも連携して進めていきたい」とあいさつ。木市長は「地域が元気になることで渋川が元気になる。地域の元気を担っている中小業者が元気になれるよう、頑張っていきたい」と語りました。
小規模事業者の役割について、木市長は「一人親方も含めて地域に根ざしている業者が力をつけていくことが必要。そういうところにお金が回るようにしていきたい」と発言。住宅リフォーム助成制度についても「住宅に投じるお金は乗数効果が高い。生活環境も良くなるし、リフォームを担う地域業者も潤うので、今後も進めていきたい」と引き続き、助成制度を継続することを明らかにしました。
こけし製造を営むFさんの「こけし展示の常設、事業承継に関して渋川市の補助を検討してほしい」との要望には「常設展示を検討したい。事業承継については、国の特別交付税で対応していきたい」と回答しました。
とびのIさんは「市の発注する工事が実態のない市内の事業所に回っている」という事例を報告。市長は「そういうことがないよう対応する。また市内の業者に仕事が回るように、分割発注していきたい」と答えました。
また、国保広域化による強権的な徴収強化を行わないよう、要望しました。
鉄工業のKさんは「中小企業振興基本条例(案)にある経済団体に渋川民商も含めてほしい」と要望を伝えました。
木市長は今年1月20日に開催された「新春のつどい」にも気軽に参加。「身近な環境を良くしたい。みなさんの暮らしが良くなるよう頑張りたい」と語りました。
全国商工新聞(2018年3月26日付) |