手仕事の魅力が満載 洛中マルシェ=京都・上京民商
子どもも多く来場し、ろくろ体験などに挑戦していました
手仕事の魅力を伝えるブースが並んだ洛中マルシェ
職人、作家のものづくりを身近に─。「洛中マルシェ」が先ごろ、京都市の西陣織会館で開かれました。手仕事の魅力や思いを伝えようと、体験を重視したイベントで、6回目の開催です。
上京民主商工会(民商)の会員も加わる「西陣町ミュージアム構想検討委員会」が主催。近隣の小中学校に案内したため、子どもも多く、延べ470人が来場しました。
会場には、雑貨やガラス作品、織物をはじめとした手作り品のブースが並びました。陶芸、染織、書道などの体験コーナーが充実していて、子どもたちはろくろ体験で土をいじり、成形の作業や柄付けに挑戦。「楽しむ書」として自由に書を書き、パネルにして持ち帰れる「書道体験」も喜ばれました。外国人観光客もろくろを回したり、染め体験をしたりして、日本の文化を体感。1年前に惜しまれつつ店を閉じた上京民商滋野支部の駒田章さんの「コーヒーショップ シャトレ」も特別開店し、往年のファンがたくさん訪れました。
1日目の夜には出店者の交流会を行い、「ほかの作家さんと知り合えて良かった」と好評で、教室を持つ出店者は「新たな生徒を獲得できた」とうれしそうでした。
「来年も楽しみにしています」と職人からも、来場者からも声が寄せられました。
全国商工新聞(2018年5月7日付) |