各地で商工フェア・民商まつりなど
商工フェアに1300人 出展者と協力強め=新潟・新津
たくさんの買い物客でにぎわった新津民商の商工フェア
新潟・新津民主商工会(民商)は10月19日、「第8回商工フェア」を開き会内外から30店舗が出店し、昨年を上回る1300人超が参加しました。こだわりの技術品、自慢の味を販売・ピーアールし、多彩なステージショーがイベントを盛り上げました。
今年は4店が新規出店。メナード化粧品を扱うSさんは、ハンドマッサージや肌質診断などの体験型ブースを出しました。店の前には人だかりができ、「この近くでやっているなら今度寄ってみるわ」などお客さんと会話も弾みました。同じく初出店では、五泉ニット婦人服の特売お値打ち品、五泉蛭野ブランドのギンナンや新米、ふっくらおいしいだし巻き玉子など、魅力あふれる品々でイベントを盛り立てました。
また、菓子店やラーメン店などおなじみのお店もお客さんでにぎわい、「品切れで店に補充に戻らないと」など目が回るほどの忙しさでした。
会場では、お目当ての品を買い求めたり、出店者と交流する人、よさこいや民謡、ダンスにバルーンショーなどのステージや食事を楽しんだりする人でいっぱい。恒例の大抽選会では、各出店者からの提供品を含めた110点を超える品物が来場者に当たりました。
今年の開催にあたっては、「今まで以上に出店者自らがつくるイベントにしよう」と実行委員会と出店者が一緒になって準備。ステージ音響のバランスや均等にお客さんに回ってもらえる会場配置など、アイデアを出し合いました。
元気な祭りで絆深める 30団体12000人参加=兵庫・東灘など
「阪神淡路大震災の被災から立ち直り、人や地域に元気を」−。そんな思いがこもった祭り、「東灘GENKI祭」が10月19日、神戸市内の川井公園で開かれました。兵庫・東灘民主商工会(民商)も参加する実行委員会が主催したもので今年で9回目。地域の30団体が協力して行う祭りには1万2000人以上の人々が集いました。
午前10時の開場にはもう人だかりができ、フリーマーケットは51ブースがいっぱいに。焼きそば、たこ焼き、ゲームなど30ブース余りの模擬店は、実行委員会参加の各団体や個人が出店し、来場者を楽しませました。
子どもの広場には動物園やミニ阪急電車などが用意され、子どもたちが「楽しい」と大はしゃぎ。また、土建組合の椅子づくり、年金者組合の竹とんぼや大型絵本の読み聞かせなど多様な催しや、東神戸病院の健康チェックや体力測定などに参加者が詰めかけました。
ステージでは、演奏やよさこい踊り、フラダンス、歌など地元の芸自慢の皆さんが大張り切り。地元中学校吹奏楽部、70人の演奏で締めくくりました。
祭りは、9年前から年に一度開催しているもの。「阪神大震災で、大変な被害を受けた地域の道路や建物はきれいになったけれど、人々の生活は復興には、程遠く、地域の経済も不況で沈んでいる。地域の商店から不況をぶっ飛ばして、人が集まる元気な街にしないと寂れてしまう」と始めました。「街ぐるみの運動を」と話し合い、地域の商店街をはじめ、学童保育所や共同作業所、自治会、婦人会などに声をかけ、実行委員会を立ち上げました。
9年前は10団体だった実行委員会も現在では約30団体、60人に。来場者も年々増え、「今年はいつやるの。楽しみ」と問い合わせも多くあります。
実行委員長を務める民商理事のHさん=飲食=は「毎年開催することで、地域の絆が強くなってきている。日常的に声を掛け合うことで安全安心なまちづくりの交流が続けられている。東灘民商も縁の下の力持ちになって奮闘し、地域での存在感が出てきて期待も感じる」と手応えを語っています。
民商まつり 地域住民に喜ばれ=福岡・西福岡糸島
福岡・西福岡糸島民民主商工会(民商)は10月19日、第23回民商まつりを開催し地域住民を含め約400人が参加しました。
舞台は「風楽舞」による太鼓演奏でスタート。鈴木勝利実行委員長(民商副会長)が「地域に根差した民商の姿に触れてください」とあいさつ。長野洋三会長らが歓迎あいさつをしました。
各支部・婦人部が出店した模擬店も好評。焼きそば、焼き鳥、おでん、焼きトウモロコシ、ぜんざい、かしわ飯、生ビールなどが出店し、多くの人たちでにぎわいました。
Nさんが経営する「手造り糸島ハム」のウインナーや、Kさんの野菜直売には、人だかりも。民商による「なんでも相談会」や、新室見診療所の協力による「健康相談会」も好評でした。
午後の舞台は、華やかなフラダンスなどに拍手喝采。キングレコード所属の演歌歌手・百香さんの歌には手拍子で応えていました。
また、ラムネ・コーラの早飲み競争は、参加者の笑いも誘い、大いに盛り上がりました。
福岡市長選予定候補のたけむら久美子さんが駆け付け、あいさつしました。
最後の楽しみは恒例の「わくわく抽選会」。抽選番号と名前が発表されるたびに、チケットを握りしめて舞台前に集まった参加者から、歓声とため息が上がりました。特等の旅行券3万円分を当てたHは「うれしい。まつりはいいね」と喜びを語っていました。
全国商工新聞(2014年11月17日付) |