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全国商工新聞 第2799号 9月24日付
地域 まちづくり
お客戻り「ほっ」
飲食35軒 市に手紙や署名届け
「昼休みは1時間に」 新潟民商も改善要請
○…新潟市役所が職員の昼の休憩時間を1時間から45分に短縮したため、売り上げが落ちるなどの影響を受けた飲食店が力を合わせて「昼休み時間を元に戻して」と運動。このほど元通りになり、喜んでいます。
○…市役所では今年3月まで昼の休憩時間を規定の45分に有給の休息時間15分を足して1時間としていました。それが人事院勧告で45分に短縮。そのおかげで「ゆっくり食べられないから」「弁当にする」など、外に出る人が減り、市役所周辺の店で昼食を取る人が激減、売り上げが5分の1になった所も出て、飲食店の死活問題となっていました。
○…「これではたまらない」と声を上げたのが喫茶店とそば店。周辺の飲食店35軒(民商会員3店)に呼びかけて市長への手紙運動と署名運動を始めました。市の職員も「45分ではゆっくり休めない」「外食できない」と不満が出ていました。
市長への手紙では業者一人ひとりが自分の言葉で思いを書き、600人の署名を集め、市長に届けました。この模様は多くの新聞、テレビでも報道されました。
民商も市の総務部長、商工労働部長(商工新聞読者)に改善を要請しました。
運動が実り、市は9月から休憩時間を元に戻すと発表。飲食店の皆さんは大喜びです。
○…運動にとりくんだ新潟民主商工会(民商)の近藤ノリ子さん(47)=喫茶店=は「ほっとした。この間かなりお客さんが減ってしまった。お客さんは時間を気にしてランチの後に出る飲み物も先に出してほしいと言う人もいたり、落ち着かず、私たちも段取りが大変だった」と話しています。
(C)全国商工団体連合会
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