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豪雨災害で被災者救援に全力=兵庫
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汚泥のかき出しや家財の撤去作業が続く佐用町の商店街 |
16人が亡くなった兵庫県の豪雨災害(12日現在)で、相生民主商工会(民商)会長の松原日出生さん(兵庫県連副会長)、姫路民商会長の平山裕康さんら8人は12日早朝、15人の死者を出すなど最も大きな被害を受けた佐用町に救援活動に入りました。同町では、町の中心部を流れる佐用川が豪雨によってはんらん。古くから地域経済の中心を担ってきた百数十軒の商店街全体が水没しました。
水は引いていたものの、店舗、住宅に流れ込んだ汚泥のかきだしや汚れた家財、営業用器材、商品の撤去作業が続いていました。
被害に遭った民商会員を訪問し、お見舞いを述べるとともに災害復旧に全力。「ごう音に驚いて外を見ると、川の水が一気に押し寄せてきた」というHさん=写真店=は、現像機2台が水没し使用できなくなるなど数百万円の損害を受け、商売再開の見通しがつかないと訴えました。
ボランティアとともに泥だらけの店、居間の清掃作業をしていた洋品店経営の会員は「避難所に行こうとしても、通りは大水でとても歩ける状況ではなかった。2階で一夜を明かした」と、その恐怖を語りました。
松原県連副会長は「今後、資金繰りや納税が大きな問題に。地域経済の中核を担う中小業者が営業を続けられるように、運動を強めていきたい」と語っています。
静岡県中心の地震で被害が
静岡県商工団体連合会(県連)は、11日に最大震度6弱を記録した駿河湾を震源とする地震被害の調査を進めています。
静岡県内を中心に1都3県で1人が死亡、112人がけがをしました。気象庁は「東海地震に結びつくものではない」と判断しています。
「棚に陳列していた酒20本が落ちて割れた」(酒店・藤枝民商)、「瓦が落ち、車2台がだめになった」(そば店・小笠掛川民商)などの被害が寄せられています。
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