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  トップページ > 地域のページ > 自治体 > 全国商工新聞 第2872号 3月23日付
 
地域 自治体
 

市民・中小業者本位の市政へのチェンジを訴え


 3月13日、名古屋市中村区の牧野公園で開かれた「重税反対全国統一行動・中村区民集会」には名古屋市長選挙(4月26日投票)に立候補を表明しているの太田義郎さん(革新市政の会、愛知県商工団体連合会会長、全国商工団体連合会副会長)も参加、太田さんの勝利で「国政・市政を大企業中心から国民・中小業者本位に転換しよう」の熱い思いが交流されました。

愛知・中村区民集会
消費税増税反対を訴え、中村税務署までデモ行進
(右から3人目が太田義郎さん)
 中村区の牧野公園で開かれた「3・13中村区民集会」には雨の中、約150人が参加。
 集会実行委員会を代表してあいさつした中村民主商工会(民商)副会長=酒小売=は「大企業のリストラで市内の下請け中小業者の仕事は極端に減り瀕死の状態だ。政府は1回きりの定額給付金のバラマキと引き換えに3年後の消費税増税を狙っている。もうこれ以上の増税は我慢ならない。今こそ国政のあり方を大きく変え、仕事よこせ、増税反対の運動を強めよう」と呼びかけました。
 愛知県労連・地域センター代表は「このままでは3月末に新たに全国で40万人近くが派遣切りになる。国は緊急の対策を」と政府の無策を批判しました。
 名古屋革新市政の会から市長選に立候補する太田義郎さんは「松原市長は名古屋城本丸の復元工事など四つの大型プロジェクトに1000億円も使うという。同じお金を使うなら緊急に雇用の確保や低所得者への減税、国保料の引き下げこそ行うべきだ。私が市長になったらお金の使い方を抜本的に変える」と訴え。「よーし」「頑張れー」と大きな拍手につつまれました。
 集会は消費税増税反対と税務行政民主化を求める集会アピールを採択。
 「中小業者に仕事をよこせ」「革新市政で国保料下げて!」などのプラカードで市民にアピールしながら中村税務署までデモ行進しました。

仕事がない
 トヨタの4次下請けのNさん=金型=は「2月から途端に仕事がなくなった。このままでは息子に給料が払えない」、Tさん=塗装=は「私ら下請けには単価切り下げを押し付けておいて、(西松建設の)違法献金とはなんだ」と怒りが相次ぎました。

派遣切りで大きなたたかいが
昼のボランティアの炊き出しには長蛇の列が(中村区役所前)
 中村区役所は、全国各地で派遣切りにあった人たちが居住や生活保護を求めて相談に来る「ミニ派遣村」として今、注目を集めています。1日100人近く、今年に入って約3500人が来庁。区の職員が最後の一人の宿泊が決まる深夜11時近くまで対応し、昼の「おにぎりボランティアの会」による炊き出しには長い行列ができます。
 区が派遣切り労働者を全面的に受け入れるようになったのは、中村民商などの民主団体、ボランティア団体の大きな奮闘がありました。
 昨年暮れから年明けにかけて、区役所に続々と相談者が殺到しているにもかかわらず、松原市長は1月13日、「もうこれ以上責任が持てない」と、宿泊のあっせん拒否を宣言。民商や民主団体は同日、河村区長に申し入れ、「東京の年越し派遣村も厚生労働省が講堂を開放した。区役所にやっとたどり着いた人たちを寒空の下に放り出していいのか。私たちも炊き出しで協力する」と訴えました。
中村区役所に相談者全員の受け入れを求める奥村善男会長
 約30人が区役所の外に締め出されましたが、カンパを募り、市内のホテルに受け入れました。中村民商の奥村善男会長は民商会館2階を臨時宿泊所として開放することを区役所に申し入れました。
 区長は2日後、市長とかけあい、全員の受け入れを表明。区役所2階での炊き出しも実現し「たたかいが市政を変え、多くの人を助けることができた」と確信が広がっています。

太田さんで市政を変えよう
 「3・13中村区民集会」が終わった後、中村民商婦人部は太田義郎さんと語る婦人部集会を開催しました。
 婦人部長=オートバイ再生=は「民商の代表の太田さんを知ってもらうには商工新聞を読んでもらうのが一番と思い、春の運動では婦人部が拡大の先頭に立ってきた」とあいさつ。
 部員からは「生活必需品だけでも消費税を非課税にしてほしい」「医療費が高すぎて、病院に行けない」「国民年金だけでは生活できない。いつまで働き続ければいいのか」など切実な要求が次つぎ出されました。
 太田さんが「国も自治体もお金をどこに使うのかが問われている。消費税を上げなくても十分財源はある」と訴えると、「やっぱり太田さんしかいない」「当選させるために頑張りたい」との決意が相次ぎました。
   
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