「外食もできなくなる」 10%増税中止訴え宣伝
消費税増税中止を訴え署名を集める各界連の宣伝行動
消費税廃止各界連絡会(各界連)は7月20日、JR新宿駅西口で消費税率10%への増税中止を求める定例宣伝を行い、24人分の署名を集めました。また、「消費税10%増税」についてのシールアンケートも行い、来年10月の増税に賛成0人、中止1人、反対7人と中止・反対の声が多く集まりました。
定年退職し、今は農業をしている男性は「消費税が3%から5%に引き上げられたときは、子育てもしており、生活が苦しくなった。8%増税時は、対策を考えたが、10%になったらやっていけない」と話し、署名しました。「税金の使い方がいいかげん」と話す75歳の男性は「教室を開いて歌を教えているが、生徒の数は減り、受講回数、授業料も減っている。趣味にお金を使う余裕がなくなっている。5%に戻してほしい」と訴え。
91歳の女性は「切り詰めた生活をしているが、病院帰りの外食が楽しみ。10%に上がると、外食などちょっとしたぜいたくもできなくなる」と生活の苦しさを語りました。
全商連の星実副会長は「消費税は福祉に使われず、法人税減税の穴埋めに使われた。大企業はさらに法人税減税を求めている。公平な税制をめざし、消費税増税をやめさせよう」と訴えました。
全国商工新聞(2018年8月6日付) |