「複数税率・インボイス」 全商連がアニメ動画制作
2019年10月からの消費税10%への引き上げ、複数税率・インボイス(適格請求書)制度導入を阻止しようと、全国商工団体連合会(全商連)は問題点と財源確保の代替案を知らせるアニメ動画「教えて湖東先生! 消費税の複数税率・インボイスってな〜に?」を制作しました。
女子大学生の“ミナミちゃん”が湖東京至税理士(元静岡大学教授)に質問しながら問題点を明らかにしています。
◇ ◇
ミナミちゃん「軽減税率って言っていますが、どこが軽くなるんですか」
湖東税理士「飲食料品などを8%に据え置くと言っても、飲食料品の値段は上がります。値段をつけるのは企業ですから」
ミナミちゃん「はぁ? 税率10%による増税はいくらになるんですか」
湖東税理士「年間4兆4000億円の増税となります。一世帯当たりに推定すると約6万2000円の負担増になります」
ミナミちゃん「え〜!そんなに〜!ひと月分のバイト代が飛びます」
湖東税理士「大変な負担増でしょう? 軽減にごまかされてはいけません」
◇ ◇
というような内容です。アニメ動画は(1)「軽減」されるの?(2)8%?10%?(3)インボイスって?(4)増税は仕方がないの?─全4話構成。1話ごとに湖東税理士の解説が入っており、問題点が一層分かりやすくなっています。
▽こちらからアニメ動画をご覧いただけます
全国商工新聞(2018年5月7日付) |