全商連「消費増税中止」キャラバン 宣伝多彩に=宮城、福島
全国商工団体連合会(全商連)の「キャラバン宣伝隊」は9月18〜20日にかけて宮城、福島の両県を駆け巡り、消費税増税の中止を訴えました。地域の民主商工会(民商)会員や県商工団体連合会(県連)、全商連の役員らが参加し、増税反対の声を広げました。
石巻民商の自動車パレード(9月18日、石巻市)
宮城県 9月18日は石巻市内の各所で宣伝行動を行い、全商連の磯谷吉夫副会長や石巻民商の渡邊金夫会長、菅原恵美子婦人部長らが宣伝カーから増税中止を訴えました。
同時並行で、石巻民商は自動車パレードを行い、のぼりやステッカーを張った会員の軽トラック9台が仮設住宅や商店街などを駆け巡りました。通行人や対向車両から声援やクラクションによる激励を受けました。市内の生協2店舗前では婦人部員8人が署名宣伝。128人分の署名を集めました。
翌19日は仙台市内4カ所で宣伝行動を行い、全商連の三谷信雄副会長と県連の伊藤貞夫会長らが「増税すれば、多くの中小業者が倒産に追い込まれる」と訴えました。
仙台民商の役員らが署名を呼びかけ、消費税増税中止を訴えるチラシ860枚を配りました。亘理町の被災者は「今は角田市に移転し、やっと家を建てたのに、消費税増税なんてとんでもない」と語りました。
宣伝カーから増税中止を訴える全商連の三谷副会長ら(9月19日、福島市)
福島県 19日は福島市内で、街頭宣伝を繰り広げました。全商連の三谷信雄副会長らが、市内各所で増税中止を訴えました。
福島県庁前広場で、各界連主催の緊急集会を開催。各界連の佐藤松則事務局長は「安倍内閣は消費税増税の一方で法人税を引き下げるなど、増税が社会保障のためではないことが明白。なんとしても増税ストップを」と訴えました。三谷副会長は「悪魔のような消費税増税は中止できる」と激励しました。
新婦人の会の井上裕子会長は「原発事故で悲鳴を上げ、不安を抱えている女性がたくさんいる。安倍首相は国民の声を聞け」と怒りの声を上げました。集会後、市内をデモ行進。スナック店のママさんや、仕事帰りの市民から「頑張れ」の声援が寄せられました。
翌20日は、郡山市、白河市で宣伝行動をしました。
全国商工新聞(2013年10月7日付) |