消費増税中へ全商連が宣伝キャラバン
全国商工団体連合会(全商連)の「キャラバン宣伝」は12〜17日にかけて、東北3県を駆け巡りました。地域の民主商工会(民商)会員や県商工団体連合会(県連)、全商連の役員らが、街頭などで宣伝し、消費税増税の中止を訴えました。
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青森市内のデパート前で訴える全商連の国分会長(右)と青森民商の野村副会長(左)ら(14日)
秋田県 12日は秋田県に入り、13日は国分稔・全商連会長と小玉正憲・県連会長らが秋田県の佐竹敬久知事と懇談した後、秋田市内で署名・宣伝行動を行いました。秋田民商などの役員ら10人が参加。参加者が署名を呼びかけると、「増税はだめだ」(鮮魚店)、「客は安い店に行くから増税されても値段は上げられない。厳しくなる」(果物店)と署名に応じました。
青森県 14日は青森、十和田、八戸の各市で署名・宣伝行動を繰り広げました。青森市内での宣伝では、野村勝副会長など青森民商の役員ら延べ30人が参加。国分会長は「政府の『集中点検会合』に出席した有識者は圧倒的に増税を進言する面々ばかり。会合の結果を参考にして増税を決めるなど許されない」と訴えました。108人から署名が寄せられました。
岩手県 16日は盛岡市で、藤沢光一県連会長らが増税中止を訴え、盛岡民商役員らがチラシを配布しました。震災で甚大な被害を受けた宮古市では、全商連の磯谷吉夫副会長らが合流し、雨風激しいなかで街宣しました。17日は、陸前高田市などで宣伝。弁士は「この地の生業と生活の再建は、これからが正念場。震災復興の妨げになる消費税増税は中止させよう」と呼びかけました。
車で音で増税反対=愛知・大阪
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ドラムをたたき行進するサウンドデモ隊(11日、大阪市旭区 |
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愛知県連が取り組んだ自動車パレード(15日、名古屋市内) |
愛知県商工団体連合会(県連)と県各界連は15日、101台の車で「消費税増税やめろ!」と名古屋市内をパレードしました。183人が参加ました。
自動車は宣伝カー、自家用車、大型トラックとさまざま。カラフルなポスターや風船、横断幕を掲げ、増税反対を訴えました。
大阪商工団体連合会(大商連)と旭、東成、都島、大商協、城東の5民主商工会(民商)は11日、旭区の千林商店街でドラムデモを30人で行いました。ドラムをたたき、「増税やめなはれ」と音頭を取りながら、にぎやかに商店街を練り歩くと、多くの商店主が笑顔で出迎えました。
全国商工新聞(2013年9月30日付) |