消費税は悪魔の税金=各界連宣伝で怒り広がる
消費税増税の実施中止を求める署名を呼びかけた各界連の人たち(1月24日、新宿駅前)
消費税廃止各界連絡会(各界連)は1月24日、東京・JR新宿駅前で消費税の増税反対を訴える宣伝行動を行いました。
7団体から18人が参加し「増税中止で景気回復を」と書かれたビラ付きのポケットティッシュを配布。消費税増税の実施中止を求める署名を呼びかけました。
宣伝カーでマイクを握った全国商工団体連合会(全商連)の磯谷吉夫副会長は「東北の被災者はいまだに仮設住宅での暮らしを余儀なくされ、商売の再建に必死。消費税増税は被災者の再建の道を奪うもの。増税中止の声を大きくすることが被災地を助ける」と訴えました。全商連の三谷信雄副会長は「親企業からの単価たたきなどで、中小業者の7割が消費税を転嫁できずに身銭を切って納税している。消費税は中小業者にとって悪魔の税金。中小業者や労働者の懐を温めるのが一番の景気対策」と強調しました。
署名に応じた男性は「給料が上がっていないのに、(安倍内閣が2%を目標に)物価を上げたら生活は苦しくなる」と語気を強めました。派遣労働者の男性は「いつ派遣切りに合うか分からない不安定な生活をしている。弱者を切り捨てる消費税増税はおかしい」と署名しました。
元地方公務員の男性は「社会保障のために増税するという政府の言い分はうそだ。消費税を上げる悪法を密室で決めて、庶民からお金(税金)を取るやり方は許せない。弱い者に負担を押し付ける政治はやめるべきだ」と語りました。
全国商工新聞(2013年2月11日付)
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