消費税増税・通則法改悪反対 与党議員も賛意 全商連が国会要請
「復興を口実にした消費税増税などとんでもない」と強く迫る埼玉県連の要請団
全国商工団体連合会(全商連)は18日、(1)復興を口実にした消費税増税反対(2)国税通則法「改正」、記帳の義務化に反対―を掲げ国会議員要請行動に取り組みました。東京、神奈川、埼玉、群馬から22人が参加し地元選出の衆議院議員に要望しました。
消費税増税について民主党の松原仁議員の秘書は「消費税増税には反対です」と議員本人の名刺を手渡して東京の要請団に明言しました。
同党の松崎哲久議員の秘書は埼玉県の要請団に「松崎は復興財源に消費税を充てること、復興債の償還に消費税を充てることはともに反対しています」と明言しました。
東日本大震災の被災者の二重ローンや債務免除について「政府としても財務省とも折衝してしっかり取り組んでいきたい」(枝野官房長官の議員室)と述べました。
要請後、埼玉・岩槻民主商工会(民商)の大平隆副会長(63)は「復興財源を口実に消費税増税なんてとんでもない。何度も議員に要請して中小業者の実情を知らせることが大事。今度の税制改正は消費税をどんなに上げても、とりっぱぐれがないようにする布石」と強調していました。
全国商工新聞(2011年5月30日付)
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