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  トップページ > 税金のページ > 消費税 > 全国商工新聞 第2975号 5月23日付
 
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学習決起集会「復興は国と大企業の責任で」=消費税廃止各界連絡会


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「復興財源は国と大企業の責任で」と約260人が活発に学習し交流した消費税廃止各界連絡会の学習決起集会

 「東日本大震災の復興財源を口実にした消費税増税は許さない」「国と大企業の責任で、国民への負担の押し付けを許さない運動を強めよう」―。消費税廃止各界連絡会(各界連)は11日、衆院議員会館で学習決起集会を開催し、全国から21団体約260人が参加しました。

復興は国と大企業の責任で
 全国商工団体連合会(全商連)の西村冨佐多副会長が「政府の復興構想会議が『復興税』の名で消費税増税を出してきたが、阪神大震災では復興予算の6割が大型公共事業に使われた。国民に負担をかけず、住民が地域に戻れる復興にしよう」と主催者あいさつをしました。
 日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が国会情勢を報告。「復興予算は政党助成金の廃止や大企業の内部留保への課税、復興国債の発行などを政府に求める」ことを強調し、国民運動強化をと呼びかけ。参加者の代表が、消費税増税反対署名を託しました。
 日本共産党政策委員会の垣内亮氏が「復興の財源と財政問題」と題して講演。消費税は景気を悪化させ被災者にも増税になること、大企業には益税になり復興財源として最悪であると指摘。思いやり予算などむだを削り、大企業の内部留保を回せば十分まかなえると強調しました。
 清家裕・税経新人会理事長は「国民本位の税制と消費税」について講演。「憲法が要請する税制は生活費非課税の応能負担」であるとし、無収入の被災者にもかかる消費税増税は「新たな人災」になると批判しました。
 運動交流では、東電による四重苦の実態(福島)が語られるとともに、「復興のためなら増税もやむなしの声も多く、丁寧な対話が必要」(兵庫)などの発言がありました。
 各界連の木村正則事務局長が、(1)日常的な宣伝・署名運動の強化(2)草の根からの学習と対話、討論の展開(3)広範な団体への共同の申し入れ(4)地方議会への意見書採択運動(5)すべての地域での各界連の再開・強化-を柱にした行動提起を行いました。

全国商工新聞(2011年5月23日付)
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