アリえないでしょ、消費税大増税って！＝消費税廃止各界連　新春宣伝

菅首相や民主党への批判が多く出された各界連の新春宣伝

　「法人税減税より庶民減税を」-消費税廃止各界連絡会（各界連）は7日、東京・浅草の浅草寺雷門前で新春の宣伝・署名行動をしました。浅草、墨田、台東などの民主商工会や東京商工団体連合会など13団体42人が参加しました。
　雷門前に止めた宣伝カーには新春宣伝用の大きな横断幕を掲げ、「アリえないでしょ、消費税大増税って！」の文字が注目を集めました。
　菅首相が5日の報道番組の中で、消費税増税について「政治生命をかけてやる」と表明したことに対し、全国商工団体連合会の西村冨佐多副会長は「全力で反対していく」と訴え。これまでの消費税収が法人税減税の穴埋めにされた事実を告発しながら、「さらに5％の法人税を減税することは許されない」と強調しました。収入に関係なく一律に税金をかける消費税の不公平を訴え、消費税に頼らない財政再建の道があることを明らかにし、「増税反対の声を国会へ届けよう」と呼びかけました。
　参拝客や買い物客らが足を止め、次つぎと署名。「菅首相はおかしい。腹が立って仕方がない」と怒りながらペンをとる人が多くいました。
　高崎市から初詣に来たという60代女性の4人連れは「暮らしが大変な中で増税されたら困る。菅首相の発言はおかしい」と全員が署名。大阪から来たという30代の夫婦は「増税されたら生活が大変になる」と切実な思いを述べました。
　3人の孫を連れた60代の男性は「税金の無駄遣いを見直し、250兆円にも上る大企業の内部留保を社会に還元すべきだ」と話し、署名に応じました。