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  トップページ > 税金のページ > 消費税 > 全国商工新聞 第2938号 8月9日付

税金 消費税
 

許すな消費税10%=京都七条千本繁栄会会長・内田常夫さん


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法人税減税に道理なし
 消費税10%、もちろん反対ですよ。
 七条通で果物屋を始めて私で3代目、もう100年になります。私の店は、対面売りが中心。もちろん仕入れには消費税がかかっていますが、お客さまから消費税を取れませんわ。導入された89年から今までずっと消費税を上乗せせずに頑張ってきました。私だけじゃない。このあたりの商店街はみんな、消費税を上乗せしないで身銭を切っていますよ。
 ここの商店街は昔は京都市内でも3本指に入る大きな商店街でした。最盛期には70店舗ぐらいありましたが、いまでは18店舗。寂しい限りですわ。商店街の会費が払えないからといって、組合を脱退する人もいます。
 私の店の売り上げも減少の一途。最盛期の5分の1ぐらいでしょうか。これで消費税が上がったら、もうアカンことになる。相当な負担ですよ。10%になったら、消費税をどうするか。考えてしまいますね。今まで100円で売っていたものを110円で売れますか? お客さまも当然、減るでしょう。消費税というのは商売をつぶす税金ですよ。
 許せないのは、財界や大手の企業が消費税を上げろと言っている一方で、法人税を下げろと言っていることです。
 大手は中小企業と違ってもうかっているじゃないですか。それなのに法人税を下げろという。国の財政も大変な時に、道理が通らないでしょう。
 地域や商店街を守るためにも消費税増税は反対ですね。

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