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市と交渉し自宅差し押さえ解除=宮城
宮城・石巻民主商工会(民商)のKさん=居酒屋=は先ごろ、東松島市と交渉して徴収猶予と自宅の差し押さえを解除させました。延滞金135万円の全額免除についても前向きな回答をかちとりました。「一人で交渉した時は分納の説明だけで延滞金免除の話はなかった。権利をきちんと主張しなければいけないと強く感じた。民商と一緒に頑張ってよかった」と笑顔で話しています。
Kさんは、2001年に大きな交通事故に遭い、子どもが長期療養するなど休業が続く状態に。
そのころから固定資産税や市税が滞納になりました。
市との分割納付の約束を守ろうと、必死で奮闘しましたが払いきれず、今年になって本税分で230万円、延滞金135万円の滞納額になりました。
今年4月に住宅を差し押さえられ、困った菊地さんは7月23日に民商へ相談。民商はその日に、菊地さんを先頭に市と交渉しました。
Kさんは、家族の病気や営業状態などを切実に訴え、差し押さえ解除と延滞金の免除を求めました。
応対した市の職員も親身に耳を傾け、その場で差し押さえ解除を約束。本税分の徴収猶予も実現しました。延滞金についても「全額免除の方向で検討したい」と回答しました。
Kさんは「経営の厳しい状況は続くが、これを契機に立て直したい」と前向きに話しています。
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