全青協第38回定期総会成功に向け多くの仲間迎えよう
業者青年の地位向上と経営基盤の安定を求めて運動を進めている全商連青年部協議会(全青協)は11月17日、第38回定期総会を開催します。
中小業者を取り巻く状況が厳しさを増す中で創業、あるいは事業継承をめざし家族と共に働く業者青年は、経営改善や技術革新に挑戦しています。
そして、「お客さんに喜ばれる仕事がしたい」「社会に貢献したい」と需要を掘り起こし、「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」の精神を学び、顧客や仲間、住民とのコミュニケーションを大切にしながら、地域に根を張った商売をめざしています。9月に開催された中小商工業全国交流・研究集会でも業者青年の経営に対する前向きな姿勢が参加者に感動と業者として生きる希望を与えました。
安倍首相は、15日から始まった臨時国会での所信表明演説で、「若者が活躍し、女性が輝く社会を創り上げる。これこそが私の成長戦略だ」と述べました。
しかし、その実態は大企業支援のための「規制緩和」や「投資促進」が中心です。消費税増税と抱き合わせで大型公共工事や大企業減税などに6兆円も注ぎ込むなど、安倍首相が示す道は中小業者・国民にとって百害あって一利もない「亡国の道」にほかなりません。
全青協が9月24日に行った中小企業庁交渉では、業者青年が経営実態を示し、「営業と暮らしを破壊する消費税は増税すべきではない」と口々に語りました。国民・中小業者に大増税を押し付け、TPP(環太平洋連携協定)参加や、憲法を改悪して「戦争する国づくり」をめざすなど、業者青年の願いと逆行する政治は絶対に許せません。
情熱をもって商売に励む業者青年は地域の宝です。その存在が輝く社会の実現が、いま強く求められています。その運動の先頭に立つ民商青年部が強く大きくなってこそ、若者が希望を持てる世の中への道を開くことができます。
全青協総会成功に向けて多くの業者青年を青年部に迎える運動に、すべての民商が力を発揮しましょう。
全国商工新聞(2013年10月28日付) |