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  トップページ > 方針・決議のページ > 主張 > 全国商工新聞 第3089号9月30日付
 
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10・13ノーニュークスデイ 再稼働やめ全廃炉の声広げよう

 全国で唯一稼働していた関西電力・大飯原発3・4号機が定期検査のため停止し、1年2カ月ぶりに、すべての原発が停止しました。
 大飯原発は財界・電力会社の強い要望に政府が応え、国民世論を無視して再稼働されたものです。電力不足を大きな理由に再稼働されましたが、この夏の猛暑も乗り切り、電力供給に不安がないことが明らかになっています。
 東日本大震災による福島第一原発の事故は、高線量の放射線に阻まれ、状況も正確に分からず、事故原因もつかめていません。放射能汚染水や、汚染地下水が海に流出し、放射能汚染の拡大が制御不能に陥っています。
安倍首相はオリンピック招致のプレゼンテーションで「汚染水は完全にコントロールされている」と、事実と異なる説明をして、批判を浴びています。福島県民にも説明したことがないことを、突然、世界に向けて表明したわけで、その責任は重大です。しかも安倍政権は、原発再稼働ありきで、新しい「規制基準」の下で審査をすすめ、原発輸出を推進しようとしています。
 こうした状況のもとで、原発の再稼働は許されません。未成熟な技術である危険な原発から撤退し、再生可能エネルギーへの転換をすすめなければ、同じてつを踏むことになります。
 原発再稼働反対の運動は、電力不足などが宣伝される中でも、弱まるどころか広がっています。10月13日には国会周辺、日比谷公会堂などで「NO NUKES DAY(ノーニュークスデイ)」が取り組まれます。この行動は6月2日に引き続き、全国商工団体連合会も加盟する「原発をなくす全国連絡会」、「首都圏反原発連合」、「さようなら原発1000万人アクション」の3団体の共催で取り組まれる画期的な行動です。いまだ15万人が避難を余儀なくされている福島県では11月2日に全国集会も予定されています。
 すべての原発が停止している今こそ、再稼働反対、すべての原発廃止の声を全国各地で広げましょう。

全国商工新聞(2013年9月30日付)
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