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  トップページ > 方針・決議のページ > 主張 > 全国商工新聞 第2936号 7月26日付
 
私たちの主張
 

日本母親大会への積極的参加を

 第56回日本母親大会が8月28〜29日、福島県福島市内で開かれます。
 1954年、アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験を機に、日本の女性たちは世界に向けて、核兵器廃絶を訴えました。この声を反映し、翌年スイスで「世界の母親が手をつなぎ、核戦争から子どもを守りましょう」をスローガンに世界母親大会が開かれました。日本からは広範な分野から選ばれた14人の代表を送り出しました。この代表を中心に全国各地の母親・女性たちが立ち上がり、核廃絶と戦争反対を掲げ、民主主義を広げる日本母親大会は半世紀以上にわたり、毎年絶えず続けられてきました。
 今年の大会は、消費税増税や沖縄への基地押し付けを狙う民主党菅政権に、国民の審判が下された参議院選挙の直後に開かれます。
 消費税増税は、不況の中で、さらに低所得者へ負担が重くのしかかります。拡大する貧困と格差は子どもたちの健やかな成長も妨げます。母親・女性たちの怒りは、集い学ぶことを通して、大企業・財界優先の政治を変えるエネルギーになります。
 沖縄では、「普天間基地の無条件撤去」を求め、自治体と住民が一体となり島ぐるみのたたかいが発展しています。沖縄県は「沖縄21世紀ビジョン」で、基地のない平和で豊かな沖縄を「あるべき県土の姿」と掲げました。子どもたちを危険にさらす基地は日本のどこの地域にもいらないという声をあげ日本中の女性が力を合わせるときです。
 福島県で行われる今年の大会では、「平和と健康は幸福への必要条件-憲法的人間像を求めて」の記念講演をはじめ、子どもと教育、くらしと権利、女性の地位向上、平和など41のテーマに分かれて分科会やシンポジウム、特別企画などが計画されています。
 「生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」のスローガンで女性たちが手をつなぎ、平和を願って56年継続されてきた日本母親大会は世界にも類のない運動です。このあゆみを確信に、切実な要求を掲げて、激動の情勢にしっかり向き合い、子どもたちに明るい未来を手渡すために母親大会を成功させましょう。
 すべての民商から、一人でも多くの業者婦人が参加できるよう取り組みましょう。

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