宣伝や機械購入など 補助金で経営強化を=三重・鈴鹿民商青年部
SWOT分析にも挑戦した鈴鹿民商青年部のセミナー
三重・鈴鹿民主商工会(民商)青年部は9月26日、行政書士を招いて「第1回商売繁盛セミナー・補助金の有効活用」を開催しました。22人が参加し、自社の「機会」「脅威」「強み」「弱み」について考えるSWOT分析にも挑戦しました。
第1部では助成金と補助金の違い、補助金を申請してからの流れ、小規模事業者持続化補助金の目的、過去の採択実績などを学習。講師の行政書士・加藤亜希さんが「ホームページを作って集客率をアップさせたい」「看板やパンフレットで店の宣伝がしたい」「機械購入で効率アップ」などさまざまな理由で申請できる補助金を紹介しました。その上で「申請では、経営計画書・補助事業計画書の作成が大切」と強調。現状を知れること、強みを把握できる、など経営計画書の作成で自社と向き合えるという利点も学びました。
第2部では実際にSWOT分析に挑戦。「自社の強みをどう生かせるか」を念頭にみんな真剣に考え、書き終わったものを見せ合ってセッションし、名刺交換や自己紹介の交流も弾みました。
質疑応答では、「一度補助金を受けたら二度目は受けられないか」など質問が出され、加藤さんは「受けることはできるが、同じことをしていても受けられない。さまざまな工夫で実際に何度も補助金を受けている人もいる」と回答しました。
参加者から「事業を見直すきっかけになった」「分かりやすく、参加して良かった」など感想が出されました。
今回は「どんな補助金制度があるのか知りたい」という声に応えて企画したもの。「もっと多くの人に聞いてほしい。絶対に役に立つ内容」と次回開催を待つ声もたくさん寄せられ、今後も定期的に開催する予定です。
全国商工新聞(2017年10月23日付) |