楽しく平和つくろう「第10回みえ平和音楽祭」=三重県青協
平和音楽祭に150人
平和への思いをひとつにした三重県青協の「みえ平和音楽祭」
三重県連青年部協議会(県青協)は5月15日、松坂森林公園で「第10回みえ平和音楽祭」を開催しました。
10年目の節目となる音楽祭は過去最大の150人の参加者でにぎわい、出演者・要員・来場者が平和への思いを一つにしました。
司会を務めた名張民主商工会(民商)青年部の比澤綾薫さんは「2年前から音楽祭に参加しているが、参加するたびにみんなの平和への思いを感じる」と語り、三重県商工団体連合会(県連)の山口謙二会長は「いま日本を戦争に巻き込もうとする政治家が政治を握っている。音楽を楽しみながら、ここから平和をつくっていこう」と呼び掛けました。
舞台上では9組の出演者が、平和へのメッセージとともにパフォーマンス。
「世界中のみんなが笑顔に」(スマイルクライ)、「家族がいて、仲間がいる当たり前の平和を大事にしたい」(さつきばれ)、「“トップセールス”と言い海外に原発を売る安倍首相。ふざけんな」(おおきんなブラザーズ)、「平和=やさしさ」(納豆や雲丹)など、思いおもいの「平和」を楽曲に乗せて演奏しました。
開かれた会場には、子連れの家族や登山客なども多数来場。県青協が用意したお菓子セットなどが喜ばれ、「頑張って」とあたたかい声が寄せられました。
三重県青協では音楽祭に先立ち、出演者にも企画の意義を深めてもらおうと出演者会議を開催。イラク戦争への反対運動の一環として始めたこと、現在の戦争法がいかに日本を戦争に巻き込む危険なものかなど、県青協の思いを伝えました。出演者からは「音楽祭の趣旨が良く分かった。自分も全く同じ思い」など感想が寄せられ、成功させる大きな力となりました。
県青協では「平和音楽祭をよりどころにして、青年部を元気に盛り上げたい」と話し合っています。
全国商工新聞(2016年6月27日付) |