1泊学習会で商売の秘訣に感動「もっと話聞きたい」=群馬県青協
個人番号制度など学んだ群馬県青協の1泊学習会
群馬県連青年部協議会(県青協)は10月11、12の両日、榛名湖畔の「ゆうすげ」で1泊学習会を開き、新入部員など10人が参加しました。
群馬県商工団体連合会(県連)の萩原誠副会長=電子機器製造=が、商売・経営について講演。「自分のところでしかできない製品を作る技術。顧客の注文に応える対応力。売り手・買い手・世間の三方よしの精神。そのすべてを大事にしてきたから商売を続けてこれた」と、自身の経験から商売の秘訣を語りました。
参加した部員からは「商売を続けてきた経験は勉強になった。もっといろいろな話を聞きたい」「営業・資金繰りなどについても聞きたい」など、次回開催を期待する声が多数寄せられました。
学習会2部では、10月5日に施行した「マイナンバー(個人番号)制度」について学習。
政府の発行する制度に肯定的な資料と、諸団体が発行する否定的な資料、早くも出ている詐欺や情報漏えいの資料など、さまざまな資料をみんなで読み合わせ、話し合いながら学習しました。
「従業員や家族の全員の番号を記入・管理しなくてはならないの?」「絶対いらない!」などの意見が出され、「番号が通知されても、情報漏えいのリスクを高める個人番号カードは作らない方が良いこと」を確認。従業員や家族の番号収集についても、事務局員が「本人が提出を拒否すれば、強制できない」と説明し、「制度の危険性をきちんと学習し、従業員や家族に説明することが大事」と話し合いました。
夜は宿泊コテージ前に集合し、バーベキューをしながら楽しく交流しました。
全国商工新聞(2015年11月2日付) |