補助金の獲得法学ぶ学習会・商売伸ばす情報発信を=福岡
業者青年が商売を伸ばすための情報を発信しよう―。福岡県連青年部協議会(県青協)は4月13日、小規模事業者持続化補助金(注)の学習会を開催し18人が参加しました。
補助金を獲得した経験を語るMさん
青年部議長=鍵店=が主催者あいさつ。「青年部として初めての試みですが、しっかりと学ぼう」と呼び掛けました。
講師を務めたのは福岡民主商工会(民商)のMさん=名刺製作。昨年、同補助金を獲得した経験をもとに、パワーポイントを使い制度の概要を説明しました。実際に提出した申請書も使いながら書き方のコツや注意点を解説しました。
参加者からは「審査を通すにはいろんなデータが必要ですね」「文書を書くのが大変そう」という意見が出され、Mさんが「難しく考える必要はない。まずは何をやりたいか箇条書きにすること。専門家の指導もある」とアドバイス。「人を雇って新店舗を出店したいのですが」という質問には、「新規雇用なら雇用保険の助成金も利用可能です」と別の参加者が答えるなど、みんなで学び合いました。
福岡県商工団体連合会(県連)の副会長=自動車整備=が閉会あいさつ。「補助金を時給換算すればすごい金額ですよ。面倒くさいと言わずに積極的に申請しましょう」と参加者を激励しました。
(注)小規模事業者持続化補助金
小規模事業者が、販路拡大のために使う経費の3分の2(上限50万円)を国が補助するもの。対象となる経費は広報費など13項目。補助額は原則50万円だが、雇用対策や買い物弱者対策への取り組みを行う事業者は上限が100万円まで引き上げられる。申請締切は5月27日。
全国商工新聞(2015年5月11日付) |