「本物の良さ知って」業者青年の技を発信=京青協
交流会・わっとShow魂
「多くの人にプロの仕事を感じてもらいたい」-。京商連青年部協議会(京青協)は3月22日、京都市内の梅小路公園で業者青年交流会「業者青年を絆ぐ! 第11回わっとShow魂」を開催しました。24店舗が出店し、一般の家族連れなど約1000人が来場。業者青年の技能、自慢の味など商売人の魅力をアピールしました。
焼き立てのワッフルに子どもからも「おいしい」の声
会場は舞台を中心に、24店がぐるりとテントを構え、商品やチラシを展示しお客さんを迎える準備を整えました。
京青協副議長で交流会実行委員長のSさん=工務店=が開会あいさつ。「プロの仕事を多くの人に感じてもらおうと、初めて屋外での開催となりました。心配していた天候にも恵まれ、絶好のチャンス。思う存分、交流し、商売をアピールしよう」と呼び掛けました。
アピールタイムではマイクを持ったリポーター役の青年部員が会場の様子をリポート。畳店による畳製作の実演や陶芸家による陶器の絵付け体験、三線を演奏しながら呼び込みを行う沖縄料理店など、さまざまな業者青年が自らの強みを生かし、商売と民商青年部の魅力をアピールしました。
「多くの人に自分の作る本物のせんべいをアピールしたくて、交流会に参加した」というのは東山民商のTさん=手焼きせんべい。創業60年の味を守って、一つひとつのせんべいの仕上がりを目で見る丁寧な仕事にこだわっていることを強調します。「おせんべいを食べたお客さんからも歯応えがちょうどよく、香ばしいとほめてもらいました」と笑顔でした。
伏見民商のFさん=染匠=は「着物の良さを知ってもらうきっかけを作りたい」と参加。着物を売るだけではなく、着物文化やライフスタイルを提案しようと、着付け教室などもやっているといいます。「きょうは仲居さんだというお客さんが、まとめて購入してくれるなど、新たな出会いがあった。今後も続けて利用してもらえるよう、努力していきたい」と語りました。
舞台上では、西京民商青年部のMさん=鍼灸=による「簡単腰のストレッチ」や、介護認定者が使えるリフォーム制度の紹介、ミュージシャンや劇団前進座によるパフォーマンスなどが観客を魅了。沖縄民謡のリズムに乗せて、みんなで踊りながらフィナーレを迎えました。
全国商工新聞(2015年4月13日付) |