民商開発のソフト活用 パソコン記帳学習会=大阪・大正
大阪・大正民主商工会(民商)青年部は1月29日、定例部会を開き民商が独自開発した記帳・会計ソフト「らくらく記帳」を使い、パソコン記帳を学習。4人が参加し、パソコン記帳を覚えながら申告準備を進めました。
「らくらく記帳」はキーボードが苦手な人でも、取引先を最初に登録してしまえば、ボタン一つで日付ごとに整理ができることや、同じ勘定科目の領収書処理はコピー機能で入力ができるなど、操作は簡単。「これで決算書ができちゃうの」と一同驚きながら学習を進めました。
今回、初挑戦したKさん=水道設備工事=は、これまで、日々の帳面はノートに記帳し、申告の際には、帳面の数字の売り上げ・仕入れ・経費を集計表に記入、転記してきました。
何度、計算機をたたいても、合計がなかなか合わず、申告時期は毎年集計表と格闘する日々。「何で業者は毎年こんなに大変な思いをしなければならないのか…」というKさん。らくらく記帳について、「もっと前からやっていればよかった。とにかく転記する必要がないし、どの項目にどの数字が入るかパソコンが振り分けてくれるから格段に楽。民商仲間や仕事仲間にどんどん勧めたい」と語っています。
らくらく記帳は消費税にも完全対応。参加者からは「消費税の計算の仕方がなんとなくつかめた。簡易課税、本則課税のどちらがいいか、ボタン一つで切り替えて実際に見比べられる点はすごい」と喜びの声が上がりました。青年部が呼び掛けたことで、「気軽に参加できた」「年の近い業者青年同士なら同じ目線で話しができ、質問しやすい」「今回、参加したことで、領収書整理のやり方が分かった」など感想が出されました。
全国商工新聞(2015年2月16日付) |