法人成り学習会開催=大阪・東淀川
大阪・福島、此花、北区、西淀川、淀川、東淀川の6民主商工会(民商)青年部は12月5日、淀川民商事務所で「法人成りのメリット・デメリット」の学習会を開き、東淀川民商青年部の9人を含め20人が集まり交流を深めました。
プロジェクターを使い、スライドショーで法人税の説明をしていくと、次々と参加者から質問が出されました。中でも質問が多く出たのは、個人事業者の「所得」と法人から受け取る「役員報酬」の金額が同じ場合、納税額が全然違うということ。Tさん=電気工事=が「懐に入る金額は一緒なのに、なんでこんなに差が出るの」と質問すると、Mさん=防水工事=が「会社を法人にし、給与という形で報酬を受け取ることで給与所得控除が受けられるから」と答えました。他にも現在、法人の部員から「法人にすると、今までのお客さんが身構えることもある」とデメリットが語られるなど、全員で質問し合いながら学習を進めました。
学習会実行委員長を務めた東淀川民商青年部長=自動車整備=は「この集まりを1回で終わりにするのはもったいない。シリーズ化して青年部を盛り上げるきっかけにしたい」と語り、1月か2月に「税金の使い道」というテーマで再び学習会を開こうと意気込んでいます。
学習会後は、淀川民商会員のお店で忘年会を開催し、「来年も青年部を盛り上げていこう」と1年間の活動をねぎらいました。
今回の学習会は青年部担当者会議で、「青年部員が興味があることをテーマに学習会を開こう」と検討し具体化しました。
全国商工新聞(2015年1月12日付) |