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  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第3144号11月17日付
相談は民商へ
 
青年部
 

学び、成長し合える青年部づくりへ

 全商連青年部協議会(全青協)は23日、第39回定期総会を開きます。各地の民主商工会(民商)青年部は、多彩な活動に取り組みながら、総会成功をめざし仲間増やしに全力。学び成長し合える大きな青年部をつくろうと奮闘しています。

「青年ネットワーク」が力発揮=長崎・長崎
 長崎民商青年部は、この1年で23人の部員を純増させています。青年部OBも参加する「青年ネットワーク」が力を発揮し、民商全体で青年部の減らさず増やす運動を推進しています。
 青年ネットワークは10月16日、幹事会を開き青年部が中心となって実行委員会を構成する民商祭りについて話し合いました。
 「出店はどうしようか、出し物もそろそろ固めなきゃね」とざっくばらんに意見交換。全商連青年部協議会(全青協)の幹事で民商理事も務めるTさん=通信工事=は「会議ではとにかく楽しい雰囲気で自由にアイデアや、やりたいことを出し合うことを大切にしている」と語ります。
 全青協総会に向けてTさんは「長崎からも代議員2人を送ろうと奮闘しています。拡大はなかなか苦戦していますが地道にやっていくことが重要」と話しました。
 青年部の課題は中心的役員がいないことと、集まって話し合うことが持続せず単発的に終わっていることでした。民商は2012年の第47回総会で「20代、30代、40代の青年業者の“なんでも交流ネットワークづくり運動”を追求しながら、要求をくみ上げ、横の連帯・交流の輪を広げます。そのために、会内のすべて業者青年をその対象として取り組みます」と提起。この方針を実践することで、定期的な青年部活動を保証することができるようになりました。
 「いかにして人を集めるか」が役員の変わらぬメーンテーマになっています。そのための努力をしようと毎月、幹事会やレクリエーションなどを開催してきたことが、この間の仲間を増やす活動の原動力となっています。

婦人部役員「商い系女子」に学ぶ=新潟
 新潟県連青年部協議会(県青協)は10月26日、三条市体育文化センターで「県青協学習会〜商い系女子への道のり」を開催。各民商青年部から12人が参加しました。婦人部の活動経験に学ぼうと十日町民商婦人部の岡田ミヨコ部長=織物加工=を講師に招いたもの。
 Oさんは「税金の申告相談で民商へ入会。税務調査を受け税務署の一方的な徴収に対して民商の仲間が一緒にたたかってくれたことに感動し、民商運動にも参加するようになった」と説明。「民商の魅力は議会要請などで議員と懇談するなど日常では絶対にできない経験ができること」と話しました。また、仲間増やしの活動については「民商の婦人部でしかできない経験はきっとあなた自身のためになる」と婦人部の魅力を丁寧に語りながら誘うことが大切と強調しました。
 参加者からの「後継者はいますか」との質問に「幸いなことに、もう10年以上息子と一緒に仕事をしている」とOさん。「ぜひ青年部で一緒に頑張りましょう」と呼び掛ける場面もありました。
 学習会に参加した長岡民商のKさん=金属加工=は「婦人部員の話を聞くことはなかなかないので、大変勉強になった。今後の活動に生かしたい」と話し、Iさん=農業=は「普段できない経験ができることも民商の魅力の一つだと感じた」と語りました。新潟民商のNさん=収集運搬=は「運動も悩みも青年部と通じるものが多かった。婦人部と一緒に民商を盛り上げていきたい」と決意を新たにしました。

業者青年が街を元気に イイ店発見ナイトツアー=北海道・札幌
 北海道・札幌中部民商青年部とススキノ支部は10月17、18の両日、ススキノで営業する青年部員に協力を要請し「イイ店発見ナイトツアー」を開催。参加店舗すべてが業者青年のお店となり、2日間合わせて30人が参加しました。
 消費税8%への増税などの影響もあり、ススキノ支部では数年前から「景気が悪くてお客がまったく来ない」「民商で何かイベントができないだろうか」などの声が多く出ていました。青年部と支部役員会ではこうした問題を真剣に論議し、「民商とススキノが元気になるイベントをやろう」と提案。ナイトツアーを開催することにしました。
 ナイトツアーは、それぞれ決められたお店からスタート。3店舗回れるようになっており、2店舗はあらかじめ決めたお店へ、1店舗はフリーで好きなお店を回れるようにしました。
 「若い会員に頑張ってもらい、民商とススキノを盛り上げてもらおう」と、出店するお店はススキノ支部に所属する青年部員に依頼し、7店舗が参加を表明。出店に協力した部員のYさん=ラーメン店=は「普段来られない人にも来てもらえてうれしかった」と話し、居酒屋を経営するFさんは「今回の企画で来てくれたお客さんが2〜3日後再び来てくれました」と喜びの感想を語っています。
 ツアー参加者からは「若い業者のお店で飲むと元気になれるね」の声も。青年部と協力してツアーを企画した札幌中部民商の尾谷幸子副会長は「ススキノで頑張る青年部員と一緒に民商とススキノを盛り上げていきたいですね」と話していました。

地域全体盛り上げる ハロウィーンパーティー=三重・鈴鹿
 三重・鈴鹿民商青年部は1日、市内で「鈴鹿ハロウィーン」を開催し、1500人が参加しました。東京から大阪まで各地から集まった仮装コンテスト出場者や地元の小・中学生、さらに会場近くのショッピングセンターなどから飛び込みで参加した家族など、仮装あり音楽あり模擬店ありのハロウィーンパーティーを楽しみました。
 パーティーのメーンイベントとして行われた仮装コンテストには43チームが参加。愛知から1時間以上かけて参加した親子は、子どもに人気のアニメ「妖怪ウォッチ」の仮装で登場。曲に合わせたかわいい踊りが会場をわかせました。
 桑名市から参加した男性はあいにくの雨で予定していたギターのパフォーマンスが中止に。それでも会場で意気投合したコンテスト参加者のバックダンサーとして踊ったりと会場を盛り上げ、「本当に楽しかった。次回も参加します」と笑顔で帰っていきました。その他にも多彩な仮装に身を包んだ出場者が舞台に登場するたび観客が拍手と声援で応え、会場が一体となって盛り上がりました。
 仮装以外にも、民商会員のつながりを生かし集まった地元の和太鼓演奏者やダンスユニット、演歌歌手などパフォーマーが登場。また会場の実況には地元ラジオのMCが登場し、まさに地域をあげた祭りとなりました。
 ハロウィーン実行委員長のKさん=足場工事=は「地域全体を盛り上げることで民商会員の売上増につながればと今回のハロウィーンを企画しました。今回の成功を民商を知ってもらうきっかけにしたい」と話し、奥村悟部長=溶接=は「青年部を盛り上げるために今回のハロウィーンで終わらせず学習会や新年会など集まることで部員同士のつながりを強くしていきたい」と青年部の展望を語りました。

全国商工新聞(2014年11月17日付)

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