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  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第3143号11月10日付
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青年部
 

全青協総会成功へ 仲間の輪広げて各地で奮闘

 全商連青年部協議会(全青協)は11月23日、第39回定期総会を開催します。全国の仲間たちは「業者青年交流会の成功を力に、全青協総会を必ず増勢で迎えよう」と奮闘。訪問対話や経営交流会、レクリエーションなど業者青年の要求に寄り沿った多彩な活動を通して仲間の輪を大きく広げようと行動を強めています。

部員が知人を招待 異業種交流に20人=福岡
 福岡県連青年部協議会(県青協)は10月10日、異業種交流会を開催し、会内外から20人が参加しました。自由に出入りしながら交流できるようにセッティングされた会場では建設業やカラーコーディネーターなど普段接する機会のない異業種の青年たちが名刺交換を行いながら交流しました。
 博多区で親子で薬局「ハルズミ南福岡店」を経営するHさんは「最近商店街の人通りが少なくなり、なかなかお客さんが入ってこない」と悩みを相談、LED照明取扱業を営むAさんは「LEDで外装を明るく装飾してお客さんが入りやすくしてみたら。商品のレイアウトも照明を使い工夫することで印象が変わる」とアドバイスしました。
 また、会外からの参加者が「独身で将来が心配」と話すと、ライフプランナーのTさんが「保険には安く入れるものや期間を選べるものなど人生設計に合わせたいろいろなタイプがある。ぜひ気軽に相談してください」と答えるなど、それぞれの経験を交流しながら商売をアピールしました。
 今回の交流会は「地域の業者青年と積極的に交流し、もっと民商を知ってもらおう」と県青協有志で話し合い企画されたもので、青年部員が会外の業者青年を招待する形で行われました。
 参加した青年部員や事務局員からは「招待制にすることで気の合う仲間が集まりやすいし、誰かの招待なので紹介者を中心に話がしやすくいろいろな話をすることができた」「民商の魅力を伝えるために、もっと営業力をつけないといけないと思った」などの感想が出され、「もっと多くの業者青年を誘い、年内にもう一度開催しよう」と次回開催も確認しました。
 小さく始めて大きく育てていけるように今後も「人とのつながり」を第一にしながら会員拡大をしていこうと話し合っています。

対話進め3人入部 楽しい青年部づくり=岡山
 岡山民主商工会(民商)青年部は9月の全国業者青年交流会に向けて活動を再開し、業者青年を結集しようと奮闘。拡大行動や青年業者調査アンケートに取り組み、新たな仲間を迎えています。
 まずは、青年対策部としてOB(元青年部員)会員にも協力してもらいボウリング大会や懇親会を企画しました。
 8月には、「いつまでもこの状態のままでは活動再開はできない」と訪問拡大行動を提案。宮木寛治会長、石部武志副会長も参加し7人で3班に分かれ、事前に送付した「青年事業者実態アンケート」の回収も合わせて訪問行動をしました。行動では部員1人、対象者2人と対話。対象者への電話かけの中で3人が入部しました。
 対話した内装業者のKさんは「建築関係の仕事は今どこも人手不足で忙しい。時間的になかなか青年部のイベントに参加するのは厳しいが、他の同年代の事業者とも交流できるなら参加し、協力したい」と好感触でした。
 また、岡山県連青年部協議会(県青協)は倉敷民商、玉野民商に30代の青年事務局員が2人続いて入局したのをきっかけに幹事会を久々に行い、単位民商での活動が厳しい中、全県合同で年内に何か楽しいイベントを行おうと決定。11月の全青協総会に事務局だけでなく青年部員にも参加してもらおうと意思統一しました。

お互いにアドバイズ 経営計画策定学習会=岩手・盛岡
 岩手・盛岡民主商工会(民商)青年部は先ごろ、8人が参加し経営計画策定学習会(全3回)を開催。今回の講座ではSWOT分析()を使い、実際に現在の自分の経営状況を見直してみました。
 講師を務めた一関民商の山口伸事務局長は「なぜいま経営計画を作るのか。役所に書類を提出するにも、自分の経営を分析するにも経営計画が大切」と経営計画作成の意義を語り、グループ補助金やものづくり助成金の申請に向けて取り組んでいる一関民商の実例を交えながら説明しました。
 SWOT分析の作成では、はじめてのSWOT分析に悩みながらも、一つ一つ項目を記入し、自分の商売の強みと現状、今後の方向性をその場で発表しました。なかには「自分の長所、欠点といわれてもすぐには出てこない」という声もあり、次回までに表を完成させることになりました。
 Yさんは「経営計画作りは気の合った仲間同士でやると盛り上がる。お互いに遠慮なく言い合える方が自分が今置かれている状況もより分かる」とアドバイスしました。
 Tさん=自動車用品卸=は「今まで自分なりにやっていたけど、適正な方法を教えてもらい、より具体的に分かった」と感想を語り、倉口誠青年部長=パソコン修理=は「次は来なかった人も誘って参加したい」と話しました。
 一緒に学んだSさん=電気設備=は「商売がやりづらい世の中だからこそ私たち中小業者は創意と工夫を活かしもっと努力することが大事だと感じた」と話していました。
 経営計画策定学習会は3回開催し、経営計画を完成させます。

(注)SWOT分析とは 商売の内部環境(強み[Strengths]、弱み[Weaknesses])、外部環境(好機[Opportunities]、脅威[Threats])を組み合わせて経営計画を導き出すための分析方法

全国商工新聞(2014年11月10日付)

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