全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第3141号10月27日付
相談は民商へ
 
青年部
 

歯科技工士の待遇改善を・懇談会で発言

 「保険で良い歯科医療を」全国連絡会(全国連絡会)は8日、衆議院第2議員会館内で歯科技工問題を考える懇談会を開き、歯科技工士(技工士)や国会議員など128人が参加。全商連青年部協議会(全青協)の議長を務める雨松真希人さん=歯科技工士=が低賃金・長時間労働を強いられ、離職者が相次いでいる業界の現状について発言しました。
 著しく低く抑えられた入れ歯など歯科技工物の保険点数によって、低賃金・長時間労働を余儀なくされ、20〜30代の離職率が8割に及ぶなど歯科技工士の実情を広く問題提起することを目的に開かれたもの。
 全国連絡会の宇佐美宏代表世話人は「これから日本が迎える超高齢化社会の中で、口内の健康を保障する安全で良質な歯科技工物の供給は必須。国家資格を持った若い技工士が次々に辞めていけば、質と安全性の担保がない海外からの輸入品に頼ることになる」と開会あいさつしました。
 歯科技工士代表として報告した雨松さんは「10年間必死に頑張り続けてきた同期の友人が月給15万円、週休1日、帰宅は早くて終電、週2日は泊まりという労働環境の中で精神的・肉体的に追い込まれ辞めていきました。これは特別なことではなく全技工士がこのような状況下で働いています。若い歯科技工士の頑張りが報われるような国の制度をみんなで考えていきましょう」と訴えました。
 また、患者代表として細川千枝子さん、歯科衛生士代表として吉村三奈さんもそれぞれの立場から報告。参加者発言では「国家資格を持った技工士を支える国の仕組みがまったくない」と涙ながらの訴えがされるなど、活発な議論が交わされました。

全国商工新聞(2014年10月27日付)

相談は民商へ
ページの先頭