頼れる民商継承したい・茨城県青協が結成総会
「若い業者が集まって何でも話せる場にしよう」−。茨城県連青年部協議会(県青協)は8月30日、結成総会を土浦市で開き26人が参加。役員を選出し、活動計画を確認しました。2月から準備してきたもので、次世代を担う県青協がスタートを切りました。県青協部長に就任した水戸民主商工会(民商)のSさん=デザイン=から、総会を終えての手記が届きました。
開催前は「出席者が集まるだろうか」と不安を抱えていましたが、各民商に対象者リストの作成を依頼し、総会前日まで業者青年に積極的に声を掛け、県青協の設立と青年部の活動を訴えました。
総会では、初めて会う人が多く緊張した面持ちでしたが、「お待ちしてました。初めまして、ようこそ!」と声をかけました。笑顔で話すと「総会後の懇親会には参加しない」と言っていた人も、「やはり懇親会に参加したい」とうれしい反応をもらえました。
懇親会が終わるときには「次回は知り合いをぜひ連れてきたい」「また声掛けてください」など、参加者はみんな「青年部の仲間」でした。人のつながりや心の動きを感じられ、多くの仲間ができた一日になりました。
民商は、「民主」の名の通り自分たちで必要な民商、活用したい民商をつくり上げることができることが魅力だと思います。青年部というのはまさにそれができる場所です。諸先輩方や会長、役員、そしてこれから集まる青年部員の力を借り、楽しい民商、青年部をつくっていきます。
私も3年前、起業の夢をかなえるため、何も分からないまま民商を訪れました。誰もがさまざまな思いでたたいた民商の門を、10年後、20年後に同じ思いで訪れた人がまたたたけるように、立派な門のまま残したいと思っています。
全国商工新聞(2014年9月15日付) |