理不尽な状況変えたい 「沖縄平和の旅」で決意=京都・中京
京都・中京民主商工会(民商)青年部は先ごろ、沖縄平和の旅を開催し、7人が参加しました。
名護市の辺野古テントでは、新基地建設反対で10年以上座り込み、たたかっている人たちから「ここに基地ができるということだけでなく、そのことが世界的にどんな意味があるのか、いろんな角度で見ないと運動も狭くなる。基地建設が強行されたとしても、あきらめずに声を上げ続けることが大事」という話に学びました。
また、名護市の北西に位置する伊江島では、名護民商の平安山良尚支部長に島を案内してもらいながら、さまざまなたたかいの歴史を教えてもらい、あきらめずにたたかうことの大事さをあらためて感じました。
宜野湾市の佐喜眞美術館では、日本で唯一の地上戦体験の証言に基づき描かれた「沖縄戦の図」を見ました。「この迫力は本物を見ないと分からない。恐ろしくてぞくぞくする」と衝撃的な絵の迫力に圧倒されました。
今回初参加の青年部員は「直接現地の状況や話を聞き本土にいるだけでは分からない沖縄を知ることができた。この理不尽な状況を変えるために自分も少しでも力になりたい」と旅で感じた思いと決意を語りました。
沖縄平和の旅は、「青年部はやりたいことはなんでもできるで」と事務局員が働きかけ、2007年から始まったもので、通算6回目。今回も現地のたたかいに大いに学び、励まされる旅となりました。
全国商工新聞(2014年7月21日付) |