事業計画学習会 経営者の資質向上=大分民商
大分民主商工会(民商)青年部は10月23日、大分市内で事業計画の学習会を行いました。5人が参加し、県発行の創業に関わる資料などを活用しながら、それぞれの商売の成り立ちや意義について討議。今回で7回目となった同学習会の参加者には、前向きな変化が現れています。
青年部員=靴下小売=が講師を務め、今回は県が9月に主催した「おおいた創業セミナー」の資料を使って議論しました。「なぜその事業を始めようと思ったのか」「その事業で社会のどんな問題を解決できるのか」など16の質問について参加者が各々発表。「初心に戻り、今後の課題を客観的に見直すことができた」と好評でした。
「技術で親に追いつくのには時間がかかるが、最新の機械設備の導入や店舗の改装で既存客の来店率アップ、新規顧客の獲得をめざす」と発言した参加者=クリーニング=は、家業を継ぐか悩んでいましたが、学習会に欠かさず参加する中で徐々に前向きに。融資も視野に入れて学ぶ姿に、「顔つきや言動が変わり、経営者としての考え方が備わってきた」と周囲も驚いています。青年部長=建築=も、「自分も事業継承で悩んでいたが、学習会で学ぶ中で、従業員を増やして法人化も考えるなど視野が広がった」と話しています。
事業計画学習会は部員の要求で、今年4月から始まったもの。全12回の予定で毎回違ったテーマを学び、最終回でそれぞれの事業計画を発表することが目標です。
全国商工新聞(2013年11月18日付) |