脱原発で仕事おこし 欧州に学ぶ講演会=長崎
長崎・大村民主商工会(民商)青年部は7月27日、大村市内で「脱原発・自然再生エネルギーで地域振興」の講演会を開催しました。長崎県商工団体連合会副会長の徳永隆行さん=電気工事=を講師に、青年部員7人を含む15人が参加しました。
徳永さんは、昨年11月に全国中小業者団体連絡会(全中連)が行った再生可能エネルギーに関するドイツ・オーストリア視察に参加。現地の写真をプロジェクターで示しながら、先進的な取り組みを伝えました。日本国内でも高知県や県内の自治体が、再生可能エネルギー活用に補助金を出している事例を報告。また、ドイツやオーストリアでは政府が脱原発に大きくかじを切っていることに触れ、「原発に対して『反対』ばかりではなく、代替案を提案し、原発撤廃の運動を進めていくことも大事」と語りました。
参加者は「再生可能エネルギーは将来性のある分野。大村市でも補助金があれば思い切ってビジネスに取り入れたい」「メタンガスを利用した発電に興味がある。ここでもできないか」など積極的に意見交流。再生可能エネルギーを取り入れての仕事おこしや地域振興の可能性について話が弾みました。
部員からは「商売に生かせる学習をしたくて企画したが、大成功だった」と感想が出されました。青年部では、今後も経営に役立つ学習会などを行っていく予定です。
全国商工新聞(2013年8月26日付) |