民商まつりに1000人 業者青年が力を発揮=千葉
千葉・佐倉民主商工会(民商)青年部は先ごろ、初めて民商まつりを開催しました。会場の四街道中央公園(四街道市)には1000人以上が来場。初めての行事を青年部と民商支部で協力して成功させ、民商も地域の人たちも元気になりました。
まつりでは各支部から3店を出店。から揚げ、おでん、カフェなどの食べ物から物産展や古書籍などの雑貨、子ども向けのヨーヨー釣りなどのテントが並びました。また、多彩なイベントが行われたステージの前にはテーブルとイスを設置。来場者はダンスや抽選会を満喫しながら、地域の人たち同士で交流し、楽しんでいました。
今回のまつりは、「近年会員が減っている。青年部で何か打開策はないか」と民商役員から持ちかけられたのがきっかけ。役員会で討議し、「地域の人に民商を知ってもらえる行事をしよう」と開催を決め、青年部員と民商役員で実行委員会を立ち上げました。
1000人を超える来場者で大きく成功したまつりでしたが、実行委員長の志鎌和也さん=建築=は「『生みの苦しみ』があった」と話します。最初の実行委員会では「時間がなさすぎる」「やらなくてもいいのでは」など後ろ向きな発言が相次ぎました。不安を解消するために討議を重ね、志鎌さんら青年部員を中心に景品や備品の買い出しなど準備を進めました。
青年部と役員が団結し始めると「青年部員があんなに頑張っている。決めたことはやりきろう」と皆もやる気に。宣伝ビラまきや当日の手伝いなど積極的に参加するよう変化しました。
志鎌さんは「大変だったからこそ、あの苦しみが地域の人や民商、青年部のみんなの笑顔になった」と実感。「また来年も開催して、新しい仲間を増やしたい」と前向きに話しています。
全国商工新聞(2013年5月20日付) |