業者青年 商売を語る会 白熱の議論=新潟民商
新潟民主商工会(民商)青年部は3月19日、新潟市内の青年部員のカフェで「商売を語る会」を開きました。業者青年ら13人が参加。民商会長でギャラリーを経営する高橋武昌さんを囲み、和やかな雰囲気の中、商売を語り合いました。商売上の悩みや質問も相次ぎました。
県内外の作家の絵画や陶器、写真、木工など、毎月2企画の展示を行う高橋さんは、ギャラリーで経験した多くの人との出会いに触れ、「自分の商売が持つ価値や意味を考えることが商売自体の質を上げることになる」と発言。「小さな美術館だからできること」にこだわり、作家との座談会などを企画し、鑑賞者の感性や生活を豊かにする場になるように空間をつくってきたことを話しました。
青年部員からは「自分の店の近くに同業者が開店したら不安に思う」など質問が出されました。高橋さんの「地域にいくつもギャラリーがあったら、協力して客を呼び、まちを元気にする。同業者は歓迎したい」との答えに、「商売敵」をどう考えるかについて議論が白熱。次回も話し合うことにしました。参加した部員は「異業種だけど、考え方など学ぶことが多くて楽しかった」「満足してもらう雰囲気づくりや、お客さんとの語らいを大切にする高橋さんの心配りに感心した」と刺激を受けていました。
高橋さんも「商売は自分の意志だけではどうにもならないことも多い。不安を自分の問題だけに捉えず、みんなで話し合うことに大きな意義がある」と話していました。
全国商工新聞(2013年4月8日付) |