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  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第3061号3月4日付
 
青年部
 

この手に夢を お酒で楽しい空間を提供=長崎

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 「ここに来るとリラックスできる」と話すお客さんが多い「居酒屋 里」。少し古風な店名は店長の隅真人さん=写真右から2人目=のおばあちゃんである山口しづえさんが以前使っていた屋号です。「お客さんとの出会いや会話で毎日が面白い」と話す隅さんの親近感あふれる接客で店に人を呼んでいます。
 「里」がオープンしたのは昨年4月。電気関係会社の営業職からの転職でしたが「集まってお酒を飲む時間、空間が大好き。人にも楽しい時間を提供したい」と高校時代からの友人と開店を決めました。店づくりも知り合いの大工と協力して、居心地の良い空間を一から手作り。「おばあちゃん子」を自認する隅さんは「おばあちゃんを喜ばせたい」とのれん(=写真)や看板も引き継ぎました。
 30人も入ればいっぱいになるお店には、多くのお客さんに楽しんでもらえるよう、お酒は、日本酒、焼酎、カクテルなど多種類を用意。客層はさまざまで何度も顔を出してくれる地元の人も増えてきました。「6時間いる人もいる」と居心地の良さは実証済みです。カウンターのお客さんと映画の話や世間話をする隅さんは「お客さんから教えてもらうことが多い」ことを実感。お客さんに教えてもらったおいしいお酒を仕入れるなど「一緒にお店を作っているような感じ」と言います。
 「料理もお酒も接客も毎日が発見の連続。そんな日々を積み重ねて、地元の人たちに必要とされるお店になれたら」と明るく話しています。

 ▽居酒屋 里 長崎県大村市杭出津2の696の1

全国商工新聞(2013年3月4日付)
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