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屋形船・蛍遊覧で交流=高知・中村民商共済会
多彩な取り組みを通じ加入率80%回復に貢献
「くつろぎスペース」で交流促進も
蛍遊覧の屋形舟
(上)本畳とひのきで作った「畳の椅子」を置いた「くつろぎスペース」(下)椅子をつなげて座敷に早変わり
高知・中村民商共済会は6月3日、「第4回四万十川屋形舟・蛍遊覧」を開催。会員、商工新聞読者ら21人が参加しました。
夜7時、月夜で涼しい中、穏やかな四万十川の流れへ出航。共済会の小野政幸理事長=左官=が「このレクリエーションも今年で4回目。年々参加者が増え、うれしい。共済会の良さを知ってもらい、多くの仲間を迎えたい」とあいさつ。
「一度参加してみたかった」と、約120キロ離れた南国市からご夫妻で参加した高知県連共済会の森昭英理事長=AV機器工事=も「皆さんとご一緒でき、うれしい。県連共済会は、特に配偶者加入を呼び掛けているので、ご協力を」と述べました。
乾杯後、「蛍弁当」を食べながら、自己紹介。知り合いとの思わぬ再会あり、キムチや小夏(かんきつ類)、ダバダ火振(栗焼酎)の差し入れありと和気あいあいとした中、ホタルが出るのを待ちました。辺りがうす暗くなり、舟の灯を消灯すると、1匹また1匹…とホタルが出現。「うわぁ〜きれい! 結構おるねぇ」「久しぶりに見た。子どもみたいに楽しめるね」「ライトみたい(笑)」などと盛り上がり、入会したばかりの会員も「すごく良かった」と大満足の企画となりました。
これは、4年前の総会で「楽しいレクを通じて共済加入につなげよう」と始まったもの。
他にも、事務所内に共済会コーナーを作り、共済会の情報を発信。役員が先頭になり「日々の健康管理」を呼び掛け、血圧計や体脂肪計を置き、「事務所改善」として暗かった照明をLEDに替えました。1畳の本畳とひのきで「畳の椅子」を三つ作り、座敷にも椅子にもなるよう工夫し、「くつろぎのスペース」を設けました。
事務所を訪れた会員から「あっ、体脂肪計がある。測ってみよう」「事務所が明るくなった。畳とヒノキの香りがいいねぇ」などと好評。共済会の認知度も徐々に上がり、加入者も増え、第3回地方別活動交流会では会員比80%以上を回復、全商連共済会第24回総会現勢も突破し、顕彰されました。
今では共済会の取り組みが民商の大きな魅力の一つとなっています。
全国商工新聞(2017年7月10日付) |