全国で加入促進の行動強め、80%達成で共済会総会迎えよう
全商連共済会第21回定期総会(19〜20日、新潟県内で)に向け、全国の民商は拡大運動を強め、会員加入率80%をやりきろうと奮闘しています。
3日間行動で11人加入
兵庫・須磨民商共済会 「やればできる」と奮闘
拡大への弾みをつくっている須磨民商共済会(5月8日の神戸市内鉢伏山でハイキングで)
兵庫・須磨民商共済会は5月22、23、25の3日間、拡大行動を実施、5月末までに11人が加入し、会員加入率を72%まで高めています。09年4月から今年3月までには109人が加入し、年間増勢も達成しました。
元気になったきっかけは、県連・他民商が応援に入った「ウエーブ行動」(08年9月)です。当時は会員加入率53%で、役員からも「80%なんてできるのか」との声もありました。
しかし、丁寧に会員に説明することで19人が加入。「頑張ればできる。積極的にいこう」という声があがりました。
直後の共済会役員会で、平日も含めて毎月の行動回数を増やすことを決め実行。訪問を繰り返す中で、商売や家庭のことなどさまざまな話ができる信頼関係を築き、加入者が増えていきました。平日夜の行動で初めて対話できた会員もおり、平日行動の重要さも学びました。西毅民商理事や光瀬政江婦人部長など、行動の中心になる役員が出てきたことも、拡大に弾みをつけました。
共済会活動も活発になり、役員会が定例化。昨年11月には旅行、今年3月に学習決起集会を、5月にはハイキングを行いました。
「交通事故に遭ったが、保険などに入っておらず大変だった。助け合い共済の意味が分かった」と加入を申し出る会員も出てきており、会員の共済への理解が広がっています。この動きを力に80%達成をめざしています。
なんとしても90%に
千葉西民商共済会 訴え繰り返し加入
会員加入率90%をなんとしても達成しよう‐。千葉西民商共済会は、4月に会員訪問や花見会、同時加入などで5人が加入しました。全商連共済会総会までにあと6人をやりあげ90%を達成しようと、拡大統一行動も計画しています。
千葉西民商は2年前、事務局が2人体制に強化されたのを機に、共済会役員会で「同じ会員なのに助けられる人とそうでない人がいるのは共済の理念と違う」と討議し、加入促進を打ち出しました。
事務所に未加入者名簿を張り出して現状を把握しながら、繰り返し対象者を訪問。開始時は会員比44%でしたが、昨年6月の全商連共済会臨時総会当日に会員比80%を達成しました。
「景気が悪く共済費を払えない」「年だから」などの声にも粘り強く訴え。数度の訪問で加入を決意した会員など、加入者を増やしていきました。
共済の内容をよく知らない会員には「会員・配偶者であれば無条件で加入できる」「入院見舞金の支払いが5日以上から3日以上に改善された」など魅力を伝えたことも加入を促しました。
80%まであとわずか
岩手・大船渡民商共済会 毎月の訪問活動で
80%まであと10人を切った‐。岩手・大船渡民商共済会は5月14、20の両日、拡大行動で4人が加入し、会員加入率80%まであとわずかに迫りました。昨年1年間で127人が加入し、今年4月までに加入率79%に到達したもの。
民商共済会は昨年4月、県連事務局長会議で保険業法改正の報告を受け、緊急に役員会を開催。共済加入率は114%あるものの会員加入率が63%である現状が議論になりました。役員の村上幸雄さん(72)=電気工事=は「妻が病気入院したときに共済で助けられた。なんとしても共済会を守ろう」と訴え、役員が先頭に立って加入運動を進めることを確認。すぐに未加入会員の名簿を作り、毎月の訪問活動を開始。先に加入を訴える手紙を郵送して、後日役員が訪問する方式で右手にパンフレット、左手に入会申込書を持って行動しました。
訪問先では、保険業法改悪の動きと見舞金で助かった会員の話を紹介して、協力を訴えました。「そんな大事な共済なら」と加入した会員や、仕事で日常的に付き合いがある役員を見て「あなたが言うならきっと良い共済だ」と応じる会員など、次々に加入してくれました。
民商共済会では「大船渡だけでなく県連・全商連共済も80%に」と呼びかけ、6月以降も拡大行動も計画しています。
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