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中小業者の「いのちと健康」守って
「商売は、体調はどう」と週に一度続ける会員訪問
広島・三原民主商工会(民商)は秋の運動で大奮闘し、10・22中小業者決起集会に向けた拡大では商工新聞読者8%、会員3%と1会員5署名の目標を達成し、確信を広げました。この中で、民商共済会も頑張り、「商売どうですか」「体調はどうですか」と週に1度続けている会員訪問を展開するなど「目くばり、気くばり、心くばり」を発揮しています。
三原民商が活動している三原市は、県東南部に位置し、人口10万余りの企業城下町。豊富な用水に恵まれたことから工業化が進み、帝人絹糸(現・TEIJIN)、三菱重工などが進出している地域です。
こうした地域で、中小業者のいのちと健康を守る運動を展開し、共済加入者は248人、会員加入率は84・3%に達しています。
民商共済会は8月から10月にかけて理事長=青果販売=はじめ役員らが週に1度の会員訪問を行い、「秋の運動」への協力と合わせ、共済金の申請や署名行動への参加を呼びかけました。
9月18日の会員訪問では、共済会の入院見舞金の申請が出されていたHさん=自動車関連=を訪問。理事長が見舞金を手渡すと、「お!こんなにいただけるんですか?」とHさん。「その後、体の調子はいかがですか?」と理事長と民商事務局長が尋ねながら、「つぶされてたまるか」署名行動への参加を呼びかけると快く応じてくれました。
続いて、港町のIさん=飲食=を訪問。先日まで入院していたことから、入院見舞金の請求書を持って訪ね、退院後の体調のことなどを聞きながら入院見舞金の請求書に記入してもらいました。
3回の入院を繰り返し「2回目の入院では前日に調理場で倒れ、救急車で病院に運ばれ、どうしようか本当に怖かった」とIさんの妻は話します。「病院の入院費などが負担になる中、共済会からのお見舞金は本当に助かっています。みんなの助け合いの制度なのでまだ加入していない会員にはぜひ加入してもらいたい」と夫婦は話しています。
Iさんは入院見舞金請求書への記入を終え、「つぶされてたまるか」署名に協力。後日、共済金を手に再度訪問すると「何回もすみませんね」と申し訳なさそうにしていたため、理事長は「いいえ、助け合いの制度ですから、何かあったときは遠慮なく言ってください」と励ましました。
民商共済会では班会の中でも「会員の妻のひざに水がたまって休んでいるらしいよ」「会員の息子が仕事で骨折して療養しているらしいよ」と身近な様子を出し合い、家族の健康状態などを話し合っています。
また、安静加療見舞金のことを知らない会員も多いことから、「入院していなくても請求することができますよ」と伝え、会員への「目くばり、気くばり、心くばり」の共済会の活動を役員中心に進めています。
理事長は「毎週、会員訪問をすることで、共済金の請求も増え、特に安静加療見舞金が増えたように感じています。春の運動に入りますが、引き続き全商連共済会の臨時総会に向けて役員・事務局と団結し、頑張ります」と新しい年を迎えて決意を新たにしています。
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