第19回商工交流会(神戸) パネルC:小企業・家族経営
持続可能な経済・社会を
地域密着でいま、輝く
家族経営で手作りのお弁当を届けるKさん(左端)。インターンシップの学生もうけいれています
このパネルでは3人の業者が地域密着の小企業ならではの魅力を大いに語ります。
神戸市須磨区で自転車販売とダイニングカフェの店を経営するSさんは、体格や趣向に合わせた世界に1台しかないオーダーメードの自転車づくりが売りです。「今年はツーリング愛好者をメーンターゲットに、総合的な24時間サービス態勢をつくり、お客さんのニーズに応えていきたいですね」ときめ細かなアフターサービスに気を配っています。
お総菜屋さんのKさんは「おかあさんの手作り弁当をそのまま届けたい」と安心・安全の弁当作りに取り組んでいます。「当日仕入れた材料を使って当日に調理。野菜は国産のもの、添加物や冷凍食品は使わない、すべて心を込めて手作り」のこだわりようです。10年目を迎え障害者の働く場をつくりたいと新しい挑戦も始めています。
3人目は「書店は地域文化の発信基地」と亡き父の後を継ぎ15坪の小さな書店を切り盛りするNさんです。1000人以上いる顧客の趣味などをインプットし、これはいいと思った本は理由も説明しながらお勧めします。毎月数回作家を囲む会などのイベントも開催し、本を通じた交流にも力を入れています。
3人の事例を通し、地域でかけがえのない店づくりへのヒントや経営改善のノウハウを探ります。
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全国商工新聞(2015年7月13日付)
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