第19回商工交流会(神戸) パネルB:地域再生の展望
持続可能な経済・社会を
小さくても輝く自治体と小企業の挑戦から
コーディネーター=京都大学・岡田知弘教授
馬路村の産業として成功しているユズの収穫の様子
人口減少と地域経済衰退のなか、地方をどう再生し持続させるのかが問われています。パネルBでは、安倍内閣の「地方創生」の狙いを明らかにしつつ、対抗軸は何か、討論を通じて探ります。
住民自治に基づく地域づくりを実践してきた「小さくても輝く自治体フォーラム」に参加する高知県馬路村の上治堂司村長、滋賀県日野町企画振興課の安田尚司課長が登場します。
馬路村は人口約950人の村。市町村合併を拒み、地域資源のユズを生かした産業の育成に村をあげて取り組み、ジュースなどユズ関連製品売上は30億円を突破。今では村の経済を支えています。
内発型のまちづくりをすすめる日野町は、近江日野商人の旧宅を生かした農村生活体験(体験型教育旅行)や再生可能エネルギーの促進など、循環型地域経済への努力も注目されています。
中堅都市からは、「ものづくりのまち」東大阪市で会社経営をする高田克己氏が参加。高田氏らは中小企業振興条例を力にしていこうと「東大阪市のものづくりを発展させるための調査」をまとめ、「高齢者でも元気で働ける環境づくり」の必要性など課題も明らかにしています。
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全国商工新聞(2015年7月6日付)
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